「無名兵士の言葉」という題に訳されている詩があります。私が人生において大事にしている詩です。
私が訳したものですので、一般的な和訳とは異なるかもしれません。
以下のものがその詩です。
「苦しみを抱えるとき、思い出して欲しいこと」
I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…
「何かを成し遂げるために、「強さ」を求めた。
だが、謙虚に歩むようにと、「弱さ」を賜った。
I asked for health, that I might do greater things
I was given infirmity, that I might do better things…
「後世に残る仕事をするために、「健康」を望んだ。
だが、人の心に残る仕事をするようにと、「病い」を授かった。
I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise…
「満ち足りるために、「富」を乞い求めた。
だが、満たされていると知るようにと、「質素さ」を贈られた。
I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel the need of God…
「人からの賞賛を得るために、「権力」を切望した。
だが、神の御手にしか癒されない、「痛み」を教わった。
I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things…
「人生を楽しく過ごすために、「あらゆるもの」を渇望した。
だが、全てを受け入れ生きるようにと、「命」を与えられた。
I got nothing that I asked for-but everythingI had
hoped for…
「求めたものは、何一つとして得られなかった。
だが、望んだ全てのものは、備えられた。
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed
「口からでは無い、魂が求める祈りは全て聞き入れられた。
溢れんばかりの恵みの中で、私は生かされてきたのだ。」
AUTHOR UNKNOWN「作者不明」
生徒たちとは様々なことを話します。
もしかすると、生徒からの私の印象は
「色んなことを、考えている人」
「考えすぎな人」
「変わり者」
「こんな変な大人もいるんだな」
かもしれません(笑)
小論文などの指導をしながら、子どもたちがいかに『ことば』を疎かにして生きてきたかが、ありありと感じられます。
多様な考えと出逢ってきていないのです。
『勉強』に必要なテクニックや凝り固まった知識には精通していても、社会通念や歴史から学ぶこれからの未来、在り方や生き方、人生哲学や人生の意義など、テストにはならない『教養』が身についていいないことを痛切に感じます。
成績を伸ばすこと。それは塾としての存在意義ではあります。
ですが、それだけでいいとも私は努思いません。
これからを生きる『未来そのものである子どもたち』に対して、先を生きてきた者として、そして先人たちの叡智を少なくとも学んで生きている者として、『大切にしてもらいたいこと』を伝えるは伝え、自分の頭で考え選びとって行ってもらいたいと考えるのです。
『泥臭く、人間らしく』
どこまでいっても、美しくは生きれない者ではありますが、こんなことを考えている塾長なのでした。