『学習成果を向上させる当たり前の習慣!?』
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2022年で、塾講師となり20年が経ちました。
これまで数多くの生徒たちの指導をし、
さまざまなタイプの生徒たちと出会いました。
すごい勢いで伸びる子。
じわじわと伸びる子。
なかなか伸びない子。
全く伸びない子。
本当にさまざまでした。
ですが、やはりというべきなのか
伸びる子と伸びない子には、
決定的に違う頭の使い方や
思考習慣というものが見て取れます。
手帳指導をしていても、
その思考習慣が明らかに出てきます。
それは
『「思い出そうとする手がかり」を
作り出そうとしているかそうでないか』
だということに気づきました。
具体的に例をあげてみましょう。
例えば、手帳にて学習計画を立てる場合に、
「伸びる子」の特徴としては
- 具体的な取り組む単元を書いてくる
- 自分の苦手な部分を書いてくる
- 取り組んだ内容から、ポイントをまとめて書いてくる
などが挙げられます。
面白いのですが、上記のことを
言われずに書いてくる子でなければ
伸びる子の傾向に当てはまりません。
逆に、そのような子に上記のことを書くように指導しても
伸びない子たちは、なぜ書く必要があるのかという
「理由を考えない」ので作業で終わります。
伸びる子たちは、無意識で
「自分が思い出すための手がかり」を
作り出そうとしているのです。
伸びない子たちの特徴として、
自分が学んでいる・演習している単元の
「名前」も意識せずに解いていることが多くあります。
では、その単元が解き終わり次の問題演習で出会ったときに、
どのように「注意点や特徴」を思い出すのでしょうか?
「あ、これは進行形の文章だな。
『〜している』の『てい』があるもんな。
ってことは、進行形の作り方のポイントとして
主語+be動詞+〜ing形で作らなきゃだな。
主語が三人称単数だから、be動詞は “is” か “was”。
『〜していた』になってないから、よし “is” だ。」
おそらく伸びている子たちの思考は、
このような論理的な思考の流れを
一瞬のうちに思い巡らせて答えを作っているのでしょう。
青色の下線部が、単元ごとのポイントの紐付きです。
黄色の下線部が、英文法に取り組む上での絶対注意点です。
答えを判断する根拠やチェックポイントが
「名前」で紐づいているからこそ
正確でスピーディーに解けるようになっていきます。
普段の学校の学習の中においても、
キーワードが耳に入れば
それに紐づいた関連知識が思い出されるように
仕向けているとも言えます。
「時を表す条件副詞節は、全部で10個だったな〜。
- when
- if
- before
- after
- until
- unless
- while
- as soon as
- by the time
- the moment
よし、覚えてる!(この間数秒)」
単元ごとの全体概要を数字で思い出せるようにし、
その確認を数秒間の間に自分にテストをして
無意識的に何度も反復演習している場合もあります。
ですので、あまりガリガリ学習に取り組んでいるように
一見して見えないタイプの生徒たちの多くが
当たり前のように一瞬でできることを
みんなと同じ時間を過ごしている間に
何度も何度も何度も何度も
「思い出すというテスト」
を繰り返しているのです。
さぁ、机に向かっている時間だけが
学習時間というわけではないということが
お分かりいただけたでしょうか?
思考習慣を少し変えることで、
学習成果を飛躍的に伸ばすことが可能ということです!
あとは、「やるか、やらないか」!
いつの時代も、どんな分野においても
結局はおなじですよね〜。
ちゃん♪ちゃん♫
学校