『あるとないとでは、伝えたいことが変わる言葉!?』
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国語英語専門塾という文系塾ということもあり、
「読解」に関してのご相談がたくさんあります。
ご入塾になられるかたも、
「国語の読解が苦手で」というかたがほとんどです。
じゅくちょーの読解テクニックは非常にシンプルです。
<大前提:自分の頭の中に答えはない>
- 思い込まないように本文に書かれている根拠にチェックを入れる
- 設問に正しく答えるために指示や条件にチェックを入れる
- 問われていることに正確に答えるために、問いの内容にチェックを入れる
- だまされないように、選択肢は細かく区切って○△×のチェックを入れる
- 傍線部の「あるとないとでは伝えたいことが変わる言葉」を「ってことは?」で言い換える
以上の5つです。
1つ1つの項目を細分化することで、
もっと細々としたルールはありますが
まぁ、ポイントとしてはこんなものです。
一貫して生徒たちに伝えることは
「問われていることに、正確に答える」
ということです。
毎日国語指導をしていると、
おどろくほど生徒たちは
「問われていることに意識が向いていない」
ことが分かります。
自分の答えたいことにしか関心がないのか、
全く問われていることと関係のないことを
平気で本文の中から選んで書いてくれるのです。
そして⑤の読解テクニックの根幹である
「あるとないとでは伝えたいことが変わる言葉」
に反応できない生徒がとても多いことに驚きます!
例えば、
- タカシは、汗だくになりながら彼女のうしろを見失わないように追いかけた。
と言う文をみてみましょう。
この中で、まず「あるとないとでは伝えたいことが変わる言葉」を
探してみましょう。
どこが該当するでしょうか?
そうですよね、もちろん
- タカシは、汗だくになりながら彼女のうしろを見失わないように追いかけた。
となりますね。
削ったみた文と読み比べてみましょう。
- タカシは、彼女のうしろを追いかけた。
かなり印象が変わってきますね。
では、
下線部の「汗だくになりながら」と「見失わないように」
の部分があることによって、どのようなことを伝えたいのでしょうか?
「汗だくになりながら」
生徒によっては、
「暑いからでしょうか?」
「厚着をしているからでしょうか?」
という珍回答をしてくれる生徒もいます(笑)
わざわざ問題の策問者は、
「汗だくになりながら」という言葉が
この動作主の感情として言い換えられた別の表現が
長文内に含まれているからこそ
この文を設問として出題しているわけです。
一般的には、
「汗だくになりながら」や「見失わないように」は
その者の「必死さ」や「一生懸命さ」
を表す表現となります。
文章の中にその「必死さ」や「一生懸命さ」の根拠が
別の言葉として表されている部分を探すのが
国語読解の基本となります。
そもそもの設問のヒントとして存在している
「あるとないとでは伝えたいことが変わる言葉」を
正しく解釈できなければ、
読解テクニックを知っていても無駄になります。
「あるとないとでは伝えたいことが変わる言葉」
まずはこの言葉に敏感に反応できるように
豊かな語彙を身に付けなければなりませんね〜!
ちゃん♪ちゃん♫
学校