基礎学力テスト

2021年度 第二回基礎学「理科」の問題分析(3)

 

じゅくちょー
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『2021年度 第二回基礎学「理科」の問題分析(3)

 

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では、本日の分析は化学を進めてまいりましょう!

今回の化学は、なかなかの強敵揃いとなっています。

生半可な知識では、太刀打ちできない問題でしたね〜。

平均点的にも、一番下がったのは理科でしたから。

 

大問2 中1化学 気体の性質

この問題においても、一般的に「知っている」と思っている知識を

「その角度から聞かれると分からないよ」という出題形式になっていました。

「知識を点から線に、線から面に、面から立体に」

がこれからのキーワードとなるでしょうね。

 

(1)① A・Bに当てはまる気体は何か、それぞれの物質名で答えよ。

図は、空気中に含まれる気体の割合を円グラフで示したものです。

Aは第2位の気体を指し、BはBは第1位の気体を指しています。

もちろん、物質名で答えることに注意しなければならないことは言わずもがなです。

答えは、「A:酸素」「B:窒素」です。

ちなみに、第3位は「アルゴン」という気体ですので、

二酸化炭素とは答えないようにしましょうね。

加えて、習っている化学式は全て書けるように!

 

(1)② Aの気体を発生させる方法を次のア〜カからすべて選べ。

<( )内に発生する気体を記入した状態にしています。>
ア 二酸化マンガンに薄い過酸化水素水を加える。(酸素)

イ 卵の殻に食酢を加える。(二酸化炭素)
ウ 亜鉛にうすい塩酸を加える。(水素)
エ 発泡入浴剤に約60℃の湯を加える。(二酸化炭素)
オ 過炭酸ナトリウムに約60℃の湯を加える。(酸素)
カ ダイコンおろしにオキシドールを加える。(酸素)

出ました、「すべて選べ」系の出題方式です。

これ系は難しくなりますね。

生徒たちも2つまで正答を選べましたが、3つ目は選びきれずにいました。

ちなみに正答率10%です。

解答は、「ア、オ、カ」となります。

アは、小学生の理科の教科書にも出てくる定番知識です。

ですが、オに関してはビミョーなところ。

教科書にはもちろん掲載されていますが、

あまり問題として出題されることは多くはありません。

お掃除好きなら、酸素系のお掃除グッズとして有名ですが(笑)

カは、オキシドール(=過酸化水素水)と脳内変換ができれば分かるでしょう。

それにしても、イヤらしい問題でした。

 

(2)アンモニアについて、[実験1]と[実験2]を行った。次の①〜④に答えよ。

① [実験1]で行ったように、気体のにおいをかぐときには、どのようなかぎ方をすればよいか、答えよ。

これは久しぶりに簡単な問題です。

答えは、「手であおぐようにしてにおいをかぐ」ですね。

 

② 図2のように、ペットボトルを逆さにしてアンモニアを集めた理由として、適切なものを次のア〜エから1つ選べ。

ア アンモニアは水より密度が小さいから。
イ アンモニアは水より密度が大きいから。
ウ アンモニアは空気より密度が小さいから。
エ アンモニアは空気より密度が大きいから。

やっぱりひねっています。

「密度」という言葉を用いて、この問題を問うことはあまり記憶にありません。

出題者の意図としては、「密度の大小」の意味を理解しているかを問いたいわけです。

上方置換によって気体を集める理由としては、

その気体が「空気よりも軽いから」です。

この言葉の意味が密度でも言い換えられるかを問われています。

国語的な理解が非常に重要な問題となりました。

答えは、「ウ」となりますね。

 

③ 下線部aのリトマス紙の色の変化からわかる、アンモニアの性質は何か。

aペットボトルの飲み口に水でぬらした赤色リトマス紙を近づけたところ青色になった。

これは単純な問題でしたね。

答えは、「アルカリ性」ですね。

覚え方は、リ性」の言葉の中に「アカ」が入っていることでしょうか。

ちょっとでも楽に学習をしちゃいましょう!

 

④ 図4のように、ペットボトルが大きくへこんだ理由を「大気圧」という語を用いて説明せよ。

これも原理的な理解が必要な問題です。

ペットボトルがへこむのは、中の気圧よりも外の気圧のほうが高まるからです。

では、なぜ中の気圧が下がったのかの理解が必要ということです。

ペットボトル内のアンモニアは非常に水に溶けやすい性質をしています。

よって、水に触れた瞬間にアンモニアは水の中に溶けてしまいます。

体積の大きい気体が、一気に体積の小さい液体の水に溶けていくわけですから、

容器内の気体分の体積が一気に小さくなります。

よって、中の気圧が下がったことで外の気圧のほうが大きくなり、

へこんだというわけですね。

よって答えは、「アンモニアは非常に水に溶けやすく、キャップ内の水にアンモニアが溶け、ペットボトル内の気圧が大気圧よりも低くなったからですね。

 

はい、今日はここまで!

明日県外入試へと旅立つ生徒がいます。

今日も一日大忙しでした。

人事は尽くしました。

あとは天命を待ちましょうかね〜!

ちゃん♪ちゃん♫

 

たろー
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