『自己肯定感の落とし穴とは!?』
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「自己肯定感」。
最近では子育て本やWEBの情報の中でも
多く目にするようになりました。
じゅくちょーは心理学を学び始めたときに
この「自己肯定感」の高さを調べたことがあります。
100点中20点台だったことを覚えています。
めちゃくちゃ低い方でした(笑)
そもそも、日本の若者たちは
諸外国の人たちに比べて
非常に自己肯定感が低いという調査結果もあります。
子どもたちの成長において、
自己肯定感はその後の成長の起爆剤にもなります。
自分の存在意義を認め、
自分に価値を見出すことで
自分を社会の誰のために役立てようとするのかの
大きなヒントにもなるからです。
しかしながら、その自己肯定感を育てる方法によっては
子どもたちを「ジコチュー」へと育ててしまう
危険性もはらんでいます。
ではまず、そもそもの自己肯定感についての
分類を見てみることにしましょう。
- 無条件の自己肯定感
- 条件付きの自己肯定感
- 自己肯定感の低い状態
この3つの分類の中で、
理想的な自己肯定感の状態は①の状態です。
ですが、「ジコチュー」予備軍となるのが
②の状態となります。
例えば、「何かができたときだけ褒める」というだけの
関わり方をずっとしてきたとしましょう。
- テストの成績が良かったときだけ褒める。
- 習い事の結果が良かったときだけ褒める。
このような「条件付きの愛情」を示すことで子どもたちは、
「自分は何かしらの成果を出さなければ価値のない存在」
と感じてしまうことになってしまいます。
一方で、「条件付きの愛情」が相まって
「自分は完璧だという全能感」がジコチューを
じわりじわりと育んでしまうこともあるのです。
このことが人間関係において前面に出てしまうことで
「自分は正しい、悪いのは周り」
という、いわゆる「困ったちゃん」になりかねません。
大切な視点は、
「自己肯定感」と「自己寛容」のバランスです。
自己寛容とは、「失敗する自分を許す」ということと
置き換えることができるでしょう。
「弱い自分を受け止めてもらう」という経験が
自己寛容を育むことにつながっていきます。
健全な自己肯定感は、
自己寛容がベースにあって得られるものなのです。
「失敗してもまた起き上がればいい」
「人間だから失敗もするもの」
「誰しも失敗から学んでいく」
これらの考えが土台となるものが
本当の意味での「自己肯定感」というものになるのです。
自分は失敗しないという過信が、
結果的にはミスを生みます。
できない自分は認めないという自尊心が、
結果的には挑戦を阻みます。
間違いを許せないという完璧主義が、
結果的には他者批判を引き起こします。
今、日本社会全体が
このような状態に陥ってはいないでしょうか?
じゅくちょーはそう感じてしまいます。
では明日は、どのように子どもたちを接することで
理想的な自己肯定感を育てていくことができるか、
具体的な取り組みをご紹介しようと思います。
ちゃん♪ちゃん♫
学校