『よくある受験に関する質問とは!?(1)』
大学さ入試共通テストまで、あと198日!
公立高校入試まで、250日!
入稿が済み、憑き物が落ちたかのように晴れやかです(笑)
ですがここからは、編集者からの校正が入ります。
生徒たちの校正をしているじゅくちょーに対して
プロの編集者の校正がはいるわけです。
これでじゅくちょーのスキルもアップするはず!
自分に対する最大の応援者は自分ですから、
期待しまくって失敗しまくって泥臭く成長していきます。
さてさて、本日はいつもと少し趣向を変えてお届けします。
来年で講師歴20年を迎えるわけですが、
認定心理士でもあるじゅくちょーは面談が非常に好きでして
かなり多くのご相談を受けてきました。
直接顔と顔を突き合わせた面談での中では少ないのですが、
メールやお電話でのご相談の中には
「それはもう生徒次第ですから」
というご相談もあります。
生徒ご本人を指導しなければお答えしづらいご相談の中で、
よくあるものをご紹介しようかと思います。
Q1:一日どのくらい勉強すればいいでしょうか?
このご相談の真意は何でしょうか?
このご質問が出るということは、現状の成績に満足されていないか
目標に対して乖離があると推察します。
本音を言えば、「そりゃ、必要なだけですよね。。。」となりますが、
それではお役に立てませんので、目安としての学習時間を出しています。
高校受験の場合:中1〜中3の第3回基礎学までの約1000日間を想定
目標450点オーバー:2500時間(1日平均2.5時間程度)
あとは50点刻みで500時間削っていくイメージです。
大学受験の場合:高1〜高3の共通テストまでの約1000日間を想定
難関大学(理系):二次試験で数Ⅲが課される場合:4000時間
難関大(文系):二次試験で数学がない場合:3500時間
共通テスト9割オーバー:二次試験を視野に入れない場合:3000時間
あとは1割刻みで500時間削っていくイメージです。
これもあくまで時間としてのイメージであり、
実際のところは生徒の理解度や解くペースによって異なります。
演習の目的は、身につけて実際に解けるようになることです。
時間をかければできるようになるという
短絡的な考えをお持ちであるならば、
おそらくどれだけ時間をかけようとも成果は出てこないでしょう。
Q2:教材や単語帳は何周すればいいですか?
このご相談の真意は何でしょうか?
まずこの質問の前に、生徒ご本人は何周を終えているのか伺いたくなりますね。
本音を言えば、「そりゃ、覚えられるまで。。。」となりますが、
それでは元も子もありません。
プロとしての見解をお伝えしてみましょう。
「覚えている」という状態にも、実際にはグラデーションがあります。
- 一語一義 … その語句を見た瞬間に、1つだけ意味が浮かび上がる状態
- 一語多義 … その語句を見た瞬間に、複数の意味が浮かび上がる状態
- 一語類義 … その語句を見た瞬間に、複数の類義語が浮かび上がる状態
- 一語多層 … その語句を見た瞬間に、他分野の知識ともつながる状態
一語一義の状態の暗記であれば、「接触回数」がモノを言います。
最低3周、理想は7周ほど回せば辿り着けるかもしれません。
ただし、暗記の定着には「回想」や「連想」という過程が非常に重要です。
思い出そうとしたり、言い換えてみたり。
これらの過程を経ることで、記憶は強化され下層の高次の暗記の段階になります。
下層にたどり着くには、覚え方や解き方も重要です。
単純に回数を回すだけでは、どうしてもたどり着くことはできません。
『つばさ』では、じゅくちょー考案の “4 shuffle単語暗記法”や
古典単語では”3度塗り仕上げ暗記法”を使って、接触回数とともに
知識の幅を広げられるような工夫をしております。
本日は、この辺で!