『”cook”と”make”の違い!?』
大学入試共通テストまで、あと224日!
公立高校入試まで、277日!
生徒たちの英作文指導をしていると、
英単語の意味と日本語の意味が被っており
違いがよくわからない単語などが出てきます。
“be going to” と “will” の違いなどは有名ですね。
そのほかにも沢山使い分けが難しいものがあります。
このように、アウトプットしてみて初めて気づく
英単語の使い分けに関する「疑問」と言うものは
英語学習にとって非常に大切なものになります。
例えば、表題となっている “cook” と “make” 。
“cook dinner” も “make dinner” も
表現としては問題なくOKですが、その違いは何でしょうか?
辞書にはどのように書いているのでしょうか?
cook | kʊk |
〖原義は 名詞〗(名) cooker, (名・形) cooking 動詞~s | -s |; ~ed | -t |; ~ing (→ 分詞cooked)
他動詞1
a. 〈人が〉(加熱して)〈食事・料理〉を作る (!加熱して調理する場合を総称してcookを用いる; → bake, boil1類義) ▸ cook breakfast [a meal] 朝食[食事]を作る▸ cook a Chinese meal for dinner夕食に中華料理を作る.
b. 〖cook AB/B for A〗 〈人が〉A〈人〉にB〈食事〉を(加熱して)作る (!食事を強調する時にはcook A B, 人を強調する時はcook B for A; → give 他動詞 1 文法 語法 (5)(a)) ▸ My father cooked me my favorite spaghetti. 父は私の大好きなスパゲティを作ってくれた ▸ She cooked breakfast for her husband. 彼女は朝食を夫のために作った (!Aを主語にした受け身文A is cooked … は通例用いない) .
c. 〖cook A(C)〗 〈人が〉(加熱して)(C〈状態〉で[になるまで])A〈食材〉を料理する (!Cは〖形容詞〗〖副詞〗〖分詞〗など) ▸
はい、辞書って便利ですよね。
(加熱して)と言う語句が “cook” には含まれています。
逆に “make” には含まれていません。
と言うことは、
“cook salad” と言う表現はあまり好ましくないことになります。
あえて使うのであれば、カリカリベーコンやスクランブルエッグなどを
サラダに入れたものという表現になるでしょうか。
こんなふうに、気になった「疑問点」を放っておかず、
辞書で調べてみるという学習は、
キミの語彙力を高めてくれる非常に有効な学習方法です。
面倒ですよね?
そうです、面倒なのです。
ですが、その一手間をかけるとかけないとが
その後の語彙力の圧倒的な差を生むのですよ!
「ほんなん、やっとたらええんで〜」
「気になることや置いといて、さっさと終わらせてしまい」と、
作業で学習を進めることが習慣化していることや
このような声かけをずっと受け続けていると、
語彙力難民が生まれてしまうわけですね。
時間をかけてでも徹底して調べ上げたことや習慣は
巡り巡ってキミの力となり助けとなります!
「疑問点」を放っておかず、
すぐに調べられる環境を整えておくことが
肝心かもしれませんね!