本日、スタッフたちに聞いてみたことは、
『学習効果の高い質問について』です。
やはり毎日の指導の中で生徒の成長を感じることは、
よい質問に変化していくときですね。
「あ、この質問ができるようになってくると
もう伸び出すのはそろそろだな」と感じるポイントがあります。
スタッフたちも、毎日大量の採点と質問対応をしてくれており、
そんじょそこらの塾では経験できない質問対応の
シャワーを浴びてくれているからこその視点を
ご覧いただければ!
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『学習効果の高い質問について』
A.(Tyler先生)
質問をされた時には、その問題のどこで詰まったのかについて生徒さんに問いかけるようにしています。
例えば数学や化学では、問題文は読めているのか(問題の意図を理解できているのか)、立式はできているのか、計算に詰まっていないかなど、「解けない」原因は多岐に渡ります。
どのような原因で解けなくなったのかを考えてから質問に来ることで、自分の苦手なポイントを潰していくという、効率の良い学習ができます。
又、質問後に「この問題の類題はありますか?」と訊くことも学習効果に繋がります。
自分の苦手なポイントがわかっても、その後、ポイントを押さえた演習、復習をしなければ成長できません。
その際に、似たような問題を数多く解くことが重要だと考えます。
A.(Mai先生)
生徒さんの中に「私はこう考えて答えがこうなったんですけど何でこれは間違っているんですか?」というような質問の仕方をしてくれる生徒さんがいます。
このように一度自分が考えたことを説明してくれるような質問の仕方をしてくれるととても嬉しいです。
自分で考えたことを説明してくれるとどこからどう間違ってしまったのかについて私たちもわかるのでその後にどういった解説をしたらいいのかが考えやすくなります。
それにたとえ最初からどうしたらいいかわからない問題でも、問題に線を入れて囲ってみたり図形を描いてみたりするだけでも頭の中だけで考えるよりイメージが湧きやすいので、少しでもまずは何か書いてみてほしいなと思います。
また、自分で考えたことを言葉で説明することは相手に自分の考えを伝える練習にもなるので、これがどの教科でもできるようになると国語力や読解力が身についてもっと学習効果も高くなるのではないかなと思います。
A.(Manna先生)
指導をしていると、一人ひとりに合った指導の大切さを再認識させられます。
生徒さんがくださる反応は、とても新鮮です。
まだ経験の浅い私には、予想のできないことばかりです。
私は質問をしてもらう時に、解答解説と解いたあとのノートを持ってきてもらうようにお願いすることが多いです。
どの部分から分からないのか、説明してもらいやすいからです。
そこで、生徒さんの苦手を少しずつ把握できるようにしています。
説明→理解のステップをしっかりと踏むことができれば、こちらから苦手な部分について類似の問題を出したり、他のテキストで補填したりと、新たな学習に結びつくような提案をすることができます。
一人ひとり違うなかで、こちらだけが100%推測して苦手な部分を炙り出すことはできません。結果として「ハマらない」解説にたどり着いてしまうと、生徒さん方にとって学習効果に繋がりにくいと思います。
自分の考えていることを言語化する能力は、解答用紙上でも必要になってきます。
どこまで分かったのか考えた上で、出来るだけ自分から、言葉や図などを利用して考えを伝えようとしてもらえると、きっと双方にとって有意義な質問の時間になると思います。
A.(Zoo先生)
変なミスを見つけたときに、この問題どうやって考えた?ってよく質問しますが、出来なかった問題があれば考えた所までを筋道立てて説明してくれると、頭も整理されるし、こちらもどこで引っかかっているのか把握しやすいです。
また、単語やテキストに書いてある文法、思い出せなかった公式などは持ってくる前に自分で調べるようにしてほしいです。その時、何を忘れていたのか後から分かるように印をつけるようにしておくと効率的に復習できます。
反対に、主に数学で長時間考えこんでしまってなかなか持ってこない生徒さんもいますが、そういう人は考える時間を決めておき、時間がきて手が止まっていたらその時点で持って来るようにすると良いと思います。
思考力を養うこともとても大切ですが、特に基礎的な問題(4step,クリアー等)では初見で粘って解くことよりも、考え方を学んで次に応用できるようにすることの方が大事になるからです。
A.(Anarchy先生)
他の先生方が書いてくれているものと重複しますがまず大切なことはどこが分からないかを把握して質問に来ることです。
またどのように考えたかがわかるようにしてくることです。
間違いの考えからも学べることはたくさんあると思うし、自分の考えをきちんと言えるようになると間違えている点がはっきりするので次取り組むときに注意するようになると思います。
また特に理系科目では解答の方法は一種類でないことが多く、他のやり方もあります。
だから「こっちで考えた方がこの問題は時間がかからない」とか、「そうやってもいいね」とかいうのは実際に手を動かして解いてみないとわかりません。
なので自分の考えを伝えるようにしてください。
もしも最初からわからない場合は教科書や参考書で調べて「こうやって解くはずなんですが…」などのようにすると効果的だと思います。
また質問中ですが、必ず自分の手で書いて理解するようにしてください。
聞いているだけでわかった気になっていると、次同じ問題が出た時に解けません。
また他の問題につながることや+αの情報を教えていきたいと思うので必ず書いてその問題を解けるようになる以上のものを持ち帰っていくと良いと思います。
さらに質問した問題は印をつけておくなどして必ず後日、何も見ずに解くようにすると質問した意味があると思います。
A.(Yossy先生)
主に数学についてですが一問全くわからないと持ってくる人が多いように感じます。
どこまでがわかってどこがわからなかったのか、どんな解き方をして解けなくなったのかなどを明確にしてから持ってきてくれると、教える方もどこに重点を当てて教えるべきなのかが分かりやすくなります。
その間違いは計算のミスで解法事態があっていればもういちどやり直せばいいですし、解法そのものが間違っている時は解き方そのもののヒントを教えることもできます。
こちらのほうが無駄な時間をかけずに必要な部分だけを学ぶことができると思います。
勿論どうして間違っているのかわからない時もあります。
もしわからなければ自分が解いて間違ったその用紙を持ってきて欲しいです。
どの教科にも共通して言えることですが、質問に来る前にどこが間違ったのか一回考えてみることがとても大切だと思います。
A.(Luc先生)
「この問題がわかりません」というのは、問題文の意味が分からないのか、問題文は理解できたけれど解き方の初手がそもそも思い浮かばなかったのか、いろんな解法を思いついたけれどどの方法がベストか分からないのか…「わからない」にも様々な種類があります。
こうやって質問をする生徒さんには、いくつか質問をしながら、どこまで出来ているのか確認しながら指導をしていますが、私たちスタッフがそれを知ったところで生徒さんの力は伸びません。
重要なのは、自分がどこでつまずいたのか、足りない知識があるか、答えにたどり着くまでにどのような思考をしたらいいのか…など生徒さん自身が気づいて意識することです。
自分が「何を分かっていないのか」を知ることは、学習の計画を立てる上ですごく役に立ちます。
また質問をしたときに、新しい知識やアドバイスがあれば、その場で余白などに書き込むといいと思います。
絶対忘れない!と思っていても人はすぐ忘れるものです。
必要なことはその場でメモし、分からない問題から少しでも多くのことを吸収しようとする生徒さんは、すごく伸びると思います。
A.(K-hey先生)
「この問題のここがわかりません」や「解説のこの部分がわかりません」というような質問の仕方だと、詰まった部分がわかるので教えるときにピンポイントで教えることができます。
また数学の問題で複雑な文章を文字や図におこさないで、白紙の状態でわかりませんというのはよくないです。
概して途中式や図を書かないという生徒が多いように思いました。
抽象的ですが、賢い人ほどわかりやすく簡単な解答になるそうです。
東大生の自由英作文は中3レベルのSVOで書くというのがその一例です。
自分の中で問題文を噛み砕けるような工夫が見られないというのは自分で難しくしてしまっているということです。
結論としていまできる100%のことをしてから質問に来ていないので、特に数学の問題では図を書いて視覚化してから質問しに来て欲しいです。
うむ、ごもっとも!
と言う内容でしたね〜!
医学部合格という結果を出してきた先輩たちの言葉は、
非常に参考になるのではないでしょうか?
じゅくちょーに質問に持ってくる生徒たちは、
『あれ?
まず書かれている問題にチェックすら入ってないやん?
まずは、問題にチェックをしてから間違えな。
やり直し!』
『お?
問題の条件図示もできてないやん?
それさえしてない子の質問に答えるのは時間の無駄。
やり直し!』
ということを言われているはずです(笑)
間違え方にも『作法』が存在します。
お作法を守って解いて間違い質問できるようになれば、
あとは勝手に伸びていくものですよ〜!
ちゃん♪ちゃん♫
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