全部土台から立て直す

 

 

 

プロとして17年、生徒の解答の採点をし続けてきました。

生徒の解答を見ると、そのような思考で問題を解いているかが

非常によく伝わってきます。

 

テキトーに勘で解いてしまったか。

ポイントを無視して解いてしまったか。

見落としをして解いてしまったか。

 

問題を解くにあたっては、

それぞれ教科・分野に「作法」があります。

解き方を無視して解けば、自ずとそのような結果となります。

 

伸びる子の共通項は、

「まずはルールを守る解き方をすること」です。

逆に伸びない子の共通項は、

「目の前のことだけを終わらそうとすること」です。

 

おそらく、やりたくないことを

そのようにして逃れてきた習慣があるのでしょう。

本当にこれは「逃れた」だけで「解決」しているわけではありません。

 

「理解」し「納得」までいくとき、

「気持ちいい」「楽しい」ということを経験していること。

これがないまま育ってきてしまったことが

大きな原因なのかもしれませんね。

 

「指示・命令」が持つ大きな弊害は

子どもの学習に対して途轍もなく大きく作用するということを

本当に知ってもらいたいものです。