私は子どもが大好きです。
特に幼い子どもたちと一緒に遊んでいると
「なぁなぁ、見て〜!」と、
何回も何回もずっと繰り返し同じことをしながら
「見て〜!」「見て〜!」「見て〜!」と
エンドレス状態になることがしばしばあります。
子どもたちは、親や周囲の大人たち、
そして、兄弟やお友だちに
『認めてもらいたがっています。』
自信というものは、
色々な経験から育まれるものです。
ですが、『認めてもらったとき』ほど
大きく自信がつくときはないと考えられています。
なにせ、自信は目には見えませんからね。
子どもが子どもなりに頑張ったと思った出来事に対して、
「見て〜!」というのは、
『私、これだけ頑張ったよ。私のこと認めて欲しい!』
という溢れんばかりの思いが込められています。
ここで、親や大人は子どもに対してどう対応することが
理想的なものとなるでしょうか?
間違っても、「次はもっとうまくやりなさい!」
「早くできたのなら、明日の分ももっとやりなさい!」
「ミスがあるんじゃないの?そんなことでどうするの?」
こんな言葉がけが日常茶飯事になってはいませんか?
もちろん、手放しで何でもかんでも褒めればいい、
という訳でもありません。
まずは、本人が頑張ったと誇らしく感じている気持ちに対して
『共感する』ことから始めるのが理想的です。
「ああ、よく頑張ったね。長い時間偉かったね。」
「疲れなかった?こんなことまでできたの?」
「納得するまでやりきったんだね。嬉しいよ。」
このように、言葉かけの主語を「私はどう思う」という
アイ” I ” メッセージを伝えるといいでしょう。
そして、結果ではなく過程に対して認めてあげること。
結果に対しては、もしかすると満足いっていない場合も
子どもたちの中にはあることでしょう。
しかし、「見て!」と持ってくるときには、
自分の頑張りを認めて欲しいことがほとんどです。
しっかりと、過程の部分を認めて褒めてあげると
子どもたちの自尊心は高まり、自信が育っていきます。
そうは言っても、親からすると
子どもには常に向上心を持ってもらいたいもの。
現状に満足せず、より高みを目指してもらいたい気持ちは
隠してはおけないこともあるかもしれませんね(笑)
仮に子どもが挑戦をして失敗した姿を見ようものなら
「何であのとき、こうせんかったの?」
「あのとき、こうしとったらこうはなってなかったのに!」
と、認めるどころか攻撃をしてしまう人も
いるかもしれません。
「悔しいね。でも、よく頑張ったね。」
「もっと頑張った人がおっただけ。
相手も頑張った。だけど、あなたも頑張った。」
そして、子どものことを考えると同時に
大人の社会も同じなのではないかと思うのです。
医療現場での離職率に対する調査の中で、
看護師・介護士・医師が離職に対して一番多く挙げていた理由は、
『自分の仕事を評価してもらえないこと』だったようです。
誰しもが、自分の仕事に誇りを持ちたいと願っています。
自分が成したことに「認める・認め合う」ことが
もっと社会でできたなら、
日本はもっといい国になっていくと思うのです。
さぁ、あなたはどうでしょう?
認められたいなら、まずは
身近な存在を心のそこから認めてあげることから
始めてみませんか?
帰って、妻に感謝を述べなければ(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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