二択までは確実に絞れているにも関わらず、
あと一歩でいつも違う方を選んでしまう。
受験生あるあるですよねぇ〜(笑)
これ、2つの原因がありますよ〜!
はい、原因が分かっていなければ
対策が講じられないですよね?
ではまず、2大原因をあげてみましょう!
- 途中までは消去法。最後の最後で、
正しそうなものを直感的に選んでない?
- 出題者の罠:常識的に正しそうなウソの選択肢
これを選んでない?
特に②には、ウソ・パターンに傾向があります。
- 本文中の言葉をそのまま使う。
- 傍線部の近くの本文引用を多用する。
- 一見して違和感を感じない分かり易い文にする。
人間の記憶というものは、
思った以上に正確ではありません。
どうしても自分の解釈がバイアスとなって
本文の内容を歪めて頭に残すものです。
そこに来て、二択になるまで検証した文に
「あっ、これは傍線部付近に使われた言葉だぞ。
しかも、違和感なく意味が通っている正しそうな文だ!」
これが、出題者のワナなのです。
しかも、ここに時間制限というプレッシャーがかかります。
人間は焦りだすと、
『間違っていそうなものを削る』
ことはせずに、
『正しそうなものを選ぶ』
という傾向があるみたいですね。
では、対策を講じていくわけなのですが
ある分類をいなくてはいけません。
それは、二択に絞った選択肢の性質です。
- 二択お内容が全く異なる内容である
- 二択の内容がよく似た内容である
このどちらかに該当するかで、
対策の方法が変わってきます。
二択の内容が全く異なる内容である場合
二択まで絞ったものの内容が、
1)関節の可動域の限界という選択文
2)金魚すくいにおける反射神経の限界という選択文
だったとしてみましょう。
なぜ、この内容が全く異なるものが二択まで絞られたのか?
もちろん、本文に2つとも書いてあるからです。
では、この場合はどうすればいいかというと
どちらかは、必ず本文の内容としては即さないわけです。
「関節の可動域の限界」と「反射神経の限界」とは
関係のない文章だけに注目して、
細かく検証してみれば良いでしょう!
そして、このパターンの二択になってしまう人は
本文の文章はもちろん、設問文も読めていません。
思い込みを捨て再度精読するだけで
回答を選び出せるようになることも多いです。
二択の内容がよく似た内容である場合
このパターンは、解答に辿り着くことが
比較的難しくなります。
出題者の気持ちに立って考えましょう。
出題者は、良問を作ろうと思えば思うほど
正解率を6割程度にしたいと考えます。
そうであるならば、正解となる選択文に対して
4割の人は間違ってくれて、6割の人が正解だと気づく
ように問題を作りたいわけです。
逆に考えるならば、正解以外の選択文を
6割の人が正解だと思い込むように
文章を作らなければなりません。
そんな中で、わざわざ
二択を同じような文章にする理由は何でしょうか?
同じような内容であるならば、
どの部分がどう違っているかを
精査して欲しいわけです。
絶対にどちらかしか正解ではないのですから
どちらかには、絶対に不正解の内容が
書かれていなければなりませんね。
まるで、数学の証明のような作業をするのです。
この二択がノットイコールになるような
キーワードを発見し、本文と照らし合わせて
「ここが間違いだ」と指摘するように
問題を解くことがこの二択に対するアプローチです。
えっ!?そんな簡単に言われても
そういう対策ができないから困っているって?
そうです。そのために演習塾があるわけです。
バッティング理論だけ学んでも
ボールはバットには当てられません。
結局は、どれだけいい参考書を購入しても
実際に演習して数をこなして
実践できるようにする過程がなければ
受験では無意味という現実があるのでした(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
『夏期講習会』の日程は、ここからご確認できます。