ハーバード大学の心理学者
ハワード・ガードナー博士は、
「人の知能はIQのような単一のものではなく8つある」
と提唱し、人はこれらの知能を複合的に使って、
それらの凸凹によって個性が決まるということから
『多重知能(Multiple Intelligences=以下MI)』理論
を提唱しました。
8つの知能のうちどれが高いかの違いは、
物事を学ぶ際の個性として現れるとしており
つまり、得意とする学び方にも違いがある
ということを理論づけました。
8つの知能
- 言語的知能……文字や言語を処理する能力が高く、読み書きが得意
- 論理数学的知能……物事の筋道を考えたり、因果関係を見つけたりすることが得意
- 音楽的知能……リズム感や音感がよく、音程やハーモニーを理解することは得意
- 身体運動的知能……運動能力が高く、体をコントロールすることが得意
- 空間的知能……空間を的確に認識する能力が高い
- 対人的知能……他者の気持ちや感情を理解し、良好な関係を築く能力が高い
- 内省的知能……自分の内面に向き合い、思索したり、表現したりする能力が高い
- 博物的知能……自然について理解したり、識別したりする能力が高い
オーストリアやアメリカでは、
このMI理論を元に学校教育を行なっています。
旧来の先生が教壇に立ち一方方向の
言語での指導で無理なく理解できるタイプは
①の言語的知能が優位なタイプです。
ですが、言語指導の内容を図で書いて理解したり、
指やものを動かしながら理解するタイプは、
空間的知能や身体的知能が優位なタイプで
一斉指導にはなかなか向かないこともあります。
先に挙げた国では、子どもたちの優位なタイプに
合わせた教育を行うのだそうです。
子どのたちが持っている能力に対して
多面的な側面から可能性を見出し、
一人一人に合わせて伸ばしていく教育。
日本にも、このような姿勢が求められている
ように思うのはわたしだけでしょうか?
『つばさ』では、あなたが持つ才能や能力の
可能性に対してある程度のチェックが可能です。
もし気になる方は、ご連絡お待ちしております!
『夏期講習会』の日程は、ここからご確認できます。