令和6年度の高3生は、
新傾向の共通テストで受験を経験する
初年度の学生となります。
試行問題にて、どのような傾向となるのかは
ある程度示されてはいますが、
蓋を開けてみなければ分からないというのが
実情となっています。
英語の問題においては、昨年度の問題にも
試行問題にも今までにはあまりなかった
問い方の傾向が見られます。
そのような観点から3回に渡り、
ポイントをお伝えしていこうと思います。
今日は、そんなお話です。
通称「NOT」系の問題!?
センター試験から共通テストにかけて
問題策問者たちは様々な工夫を通して
受験生たちの学力を試してきました。
問題傾向は本当に工夫され尽くされ、
目新しい問い方はもう生まれてこないと
感じるほどでした。
しかし、
思考力・判断力・表現力という
新しい学力の指標がスローガンとなり
再び新たな策問への挑戦が見て取れるようにも。
それが、「NOT」系の問題です。
さて、これはどのような問題なのでしょうか?
具体的に見ていくことにしましょう。
誤りを見つける問題!?
「notなものを選ぶ」
「errorを指摘する」
「remove(取り除く)ものを選ぶ」
これらを指して、「NOT系問題」と
じゅくちょーは呼びます。
受験生を悩ませる、センター試験から受け継がれる
厄介な設問パターンです。
正しいものを1つ選ぶ従来の設問に比べ、
正しいものを1つずつ3つ外していかねばなりません。
言わずもがな、
80分というただでさえ時間が足りない試験時間のなかで
解答を選ぶために余計に時間がかかる問題です。
生徒からすれば、英語では点数を落とせないと
焦りを感じている場合によけいに深入りし、
最後に時間不足が起こってしまうことがあり
かなり注意が必要です!
類推問題にも要注意!?
他にも新しい傾向の問題が出題されています。
それが「推測問題」と呼ばれているものです。
前回の共テでは、
“most likely”
を使って設問が作られていました。
その他にも、
“imply” や “infer(暗示する)”
で導かれる問題もこれに該当するでしょう。
本文に明確に書かれていないこと。
それを、設問文の選択肢に
「言い換えによって書かれた内容」
から推測する問題です。
図や表の場合もあったり、
イラストや地図である場合もあります。
高度な言い換えによる推測が必要となるわけです。
解答が直接書かれていないのです。
国語の読解のようなことを推測して
読み取らなければならず当然難しくなります!
これを今の高3生は乗り越えなければならないのです。
あすは、また別の新傾向問題をご紹介しますね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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