夏期講習会がスタートする前、
1週間の面談期間を設けていました。
学習相談や進路相談をする中で、
「助産師」
を志す生徒が複数名いました。
「コウノドリ」という作品でも注目され、
今、助産師のニーズは高まっている様です。
では、その助産師を目指すためには
どのようなことをすればいいのでしょうか。
今日は、そんなお話です。
助産師資格取得の基本前提!?
助産師になるためのルートはさまざまです。
ですが、助産師になるための
最も重要な前提条件をご存知ですか?
- 女性であること(保健師助産師看護師法により男性は受験不可)
- 看護師免許を持っていること
- 助産師養成課程で1年以上の学習を修了すること
以上の3つの前提条件があります。
産科医は男性がなることに制限はありません。
しかし、助産師には女性であることの制限があります。
男女雇用機会均等法に抵触するような感じがしますが、
わからないわけではありませんね。
ということで、
現状では女子学生さんに向けたもの限定になりますが
詳細を見ていくことにしましょう!
主要な資格取得ルート!?
高校卒業 → 4年制看護大学(助産師課程あり)→ 卒業時にダブル受験
- 看護師課程と助産師課程を同時に履修
- 4年次に看護師国家試験と助産師国家試験を同時受験
- 最短4年で両資格を取得可能
- 競争率が高く、通常3年次に助産師課程への選択制あり
- 定員は通常10~15名程度と少数精鋭
Step1:看護師資格の取得
- 高校卒業後、以下のいずれかに進学:
- 4年制看護大学
- 3年制看護専門学校
- 3年制看護短期大学
- 看護師国家試験に合格し、看護師資格を取得
Step2:助産師養成機関への進学
- 以下のいずれかに1年間進学:
- 大学専攻科(助産学専攻科)
- 大学院(助産学専攻・2年制)
- 専修学校(助産師養成所)
Step3:助産師国家試験合格
- 助産師国家試験を受験・合格
- 最終的に助産師免許を取得
看護師として実務経験を積んだ後、以下の方法で助産師を目指すことが可能です:
- 病院の奨学金制度を利用した進学
- 夜間部や通信制の助産師養成課程(限定的)
- 休職・退職しての専攻科進学
高校卒業後、
以上の3つのルートを経て
助産師の国家資格を取ることが可能です。
徳島県内では、この最短ルートを選ぶことは
難しいかもしれませんね。
助産師養成機関の種類と特徴!?
助産師育成期間の種類には以下の様なものがあります。
大学院(2年制)
- 定員:5~10名程度
- 学位:修士号取得可能
- 研究要素:より深い学術的研究が可能
- 特徴:教育・研究職への道も開ける
専修学校・養成所(1年制)
- 定員:20~30名程度
- 学費:比較的安価(年間80~150万円程度)
- 特徴:実践的な教育に重点
国家資格の詳細を、今年度の例を参考に見てみましょう。
試験概要(2025年実施予定)
- 試験日:2025年2月13日(木)
- 合格発表:2025年3月24日(月)午後2時
- 試験科目:基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理
- 合格率:約99%(2024年実績:98.9%)
学費と奨学金制度は、以下のとおりです。
学費の目安
- 4年制大学:年間80~150万円(4年間で320~600万円)
- 専攻科・養成所:年間80~200万円
- 大学院:年間100~200万円(2年間)
主要な奨学金制度
- 日本学生支援機構奨学金
- 各都道府県の看護師等修学資金
- 病院独自の奨学金制度(就職条件付き)
- 各養成機関独自の奨学金
以上となります。
合格へのポイントとして考えられるのは、
- 早期からの準備:
志望校の選定と入試対策 - 実習経験の積極性:
看護師実習での産科経験重視 - 面接対策:
助産師への志望動機の明確化 - 学力向上:
生物学、解剖生理学の基礎固め - 情報収集:
各養成機関の特色と倍率の把握
の5つとなりそうです。
助産師は、生命の誕生に立ち会う崇高な職業です。
例年のデータ的には、競争率は高いですね。
明確な目標設定と段階的な準備。
これによって、必ず道は開けます。
詳細については、
を確認し、最新の正確な情報を得てください!
ちゃん♪ちゃん♬
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校
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