特別講座も終了し、
本日から通常の冬期講習会が
リスタートいたしました。
今日は受験生はもちろんのこと、
受験生以外の生徒たちも
わんさか授業においでてくれました。
年始から頭が下がります。
頑張る姿にこちらが励まされますね。
今日は、そんなお話です。
“help“の語源を考える!?
“Please help yourself.”
「どうぞご自由にとってお食べください。」
“I can’t help laughing.”
「私は笑わざるを得ません。」
これらの表現は、
“help”という動詞を使ってはいますが
よく知られている意味である
「助ける・救う」
という意味は見出すことができません。
なぜ、“help” からこのような
意味の表現となるのでしょうか?
そもそも、
「助ける・救う」
という行動は、
「相手が困ってる状態」
でなければ起こせない行動となります。
よって、”help”することとは、
「相手の上にある困りごとを取り除く」
という行動を指しています。
困っていない人を助けるのは、ただのおせっかい!?
よって、“help” は「取り除く・取り分ける」
と言う意味を本来持っており、
Please help yourself.” は、
「どうぞ自分で取り分けて(装って)ね。」
という意味となるのです。
“I can’t help laughing.” は、
「私から笑うことを取り除くことができません。」
ということなのですね。
ことのことから、
“help” がいろいろなことを教えてくれます。
そもそも困ってもいない人を“help” はできない、
したとしても、
それはただのお節介となってしまうのです。
子育ても同じですよね。
親が子どもに対して、“help” をしたいから
あえて子どもに困りごとを用意してしまうことで、
親の“help” をしたい自己満足に
子どもたちが付き合わされてしまうこともあるのです。
“help” を求めるのもスキル!?
子どもたちは子どもたちで、
親や周囲が困る前から困りごとを排除してしまうことで
“help” を求める能力が著しく
低下してしまっている状況も多く目にします。
「座っていたら相手がしてくれるだろう。」
「お金を出しているのだから、してもらうことが当然。」
こういうマインドが当たり前として育ってしまうと、
学習において大きな弊害となります。
困りごとを自分で解決しようとする姿勢が
育っていないことで、
質問をすること自体に抵抗があったり
自分で分かるとはどういうことかが
分からない場合も出てきてしまうのです。
そう言う場合には、生徒たちに対して
「あえて困ってもらう」ことを通して
自分で困りごとの相談をする習慣を
育てていってもらいます。
何でもこちらから丁寧に説明をせず
不明点があればその都度聞きにくることを
習慣化してもらうことで、
「分からないことは聞きにくる」
ということが当たり前となっていきます。
もちろん、最終的には
「自分で解決する」
という段階にたどり着いてはもらいますが、
なんでも初めはスモールステップが必要です。
ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」ですね!
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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