一時期は手放しで褒め称えられていた
北欧式の学校教育。
今年になってからその見直しという報道が
多く目に着くようになってきました。
今回は、
「紙と鉛筆のアナログ教育」
への回帰に方向転換をしたとのこと。
今日は、そんなお話です。
紙と鉛筆のアナログ教育への回帰!?
まずは、以下の記事をお読みください。
https://ideasforgood.jp/2023/09/27/sweden-schooling
世界のトレンドとして、
学校教育の中にIT機器の導入が
加速しているここ最近の教育界。
しかし、その結果として
求めていたものとの教育の成果が
噛み合わなくなってきているというのです。
もしかすると、
ただ単純に需要の拡大を見越した
産業界からのアプローチを
受け入れていただけにすぎないという
憶測も広がりつつあります。
しかし、全てのことが悪かった訳ではないと
じゅくちょーは考えています。
教育の機会均等という側面から見れば、
教育のIT化によって恩恵を受けた子どもたちも
指導する教育者たちもいたはずですから。
自由の代償が!?
英語のサイトではありますが、
北欧はフィンランドの教育省が発表したものです。
Google Chromeなら翻訳してお読みいただけると思います。
The latest stage, which began in the 1990s, is characterised by a decline in the achieved learning outcomes, the plateauing of the rising level of education among Finns, as well as a gradual decrease in public input into education.
1990年代に始まった一番最近の段階は、 達成された学力の低下、フィンランド人の教育水準の上昇の頭打ち、および教育への公的投入の漸減を特徴としている。
とあります。
いわゆる “フィンランド教育ブーム”が起こったのは、
2000年代半ばになります。
OECDのPISAという学力テストで
フィンランドが1位になったことがスタートです。
このこと以降、
北欧の教育が世界から注目されることになり
世界の教育学者やメディアがフィンランドを
教育の最高峰ともてはやしました。
“フィンランド教育ブーム” に乗っかり
たくさんの書籍や、記事、テレビ番組や
マイケルムーア監督の映画なども登場しました。
もちろん、全てが全て否定されるべき
内容ではありません。
しかし、フィンランドのすごいところは
「是々非々」で自分たちの教育を見つめ直し
正すべくは正すという行動を示している
ということでしょう。
日本は日本なりに頑張っている!?
世の教育議論は、過去20年近くもの間
北欧と中心とした教育で語られていたと
言って過言ではないでしょう。
そして同時に、
その北欧の政治にあり方も正しいとされ
日本のよいあり方を北欧式へと
強制的に変更しようとする動きもありました。
日本式の教育は、世界から見ると
遅れている点は多々あります。
しかし、変わらずに残し続けていることが
悪いとは言い切れないという事例として
今回のフィンランドの教育の見直しは
じゅくちょーに教えてくれたように思います。
学習塾という教育環境は、
世界的には特殊なものだと考えられています。
しかしながら、その中に根付いている
良いものを再認識し、
より練度を高めていくことも
重要なことだと感じましたね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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