さぁ、3日目となる本日は、
文学的・説明的文章の
それぞれの著者別の出典ランキングを
発表いたします。
公立高校入試における数ある著者の中で、
栄冠に輝く方は誰なのでしょうか!?
今日は、そんなお話です。
説明的文章:出典著者ランキング!?
ランキングの前提としては、
全国公立高校入試の出典データベースを元にし
2016年度入試から2024年度入試の
出典情報となっています。
その中から、説明的文章の中で
複数の著書が引用されたランキングを
発表したいと思います。
第1位:出典6作品
『細川英雄』
<出典著書>
・植物はなぜ動かないのかー弱くて強い植物のはなし<5県>
・雑草はなぜそこに生えているのか<2県>
・はずれ者が進化をつくる-生き物をめぐる個性の秘密-<2県>
・イネという不思議な植物<2県>
・雑草の成功戦略<1県>
・雑草が教えてくれた日本文化史<1県>
『斎藤孝』
<出典著書>
・コミュニケーション力<2県>
(2017年度:第一回基礎学力テストにて出典)
・齋藤孝のざっくり!西洋哲学<1県>
・日本人は何を考えてきたのか<1県>
・日本語力で切り開く未来<1県>
・孤独のチカラ<1県>
・まねる力 模倣こそが創造である<1県>
第2位:出典5作品
『長谷川眞理子』
<出典著書>
・ヒトはなぜヒトになったか<3県>
(2016年度:徳島県入試にて出典)
・世界は美しくて不思議に満ちている<1県>
・進化的人間考<1県>
・ヒトの原点を考える<1県>
・ヒトの「はじまり」(世界は美しくて不思議に満ちている ―「共感」から考えるヒトの進化―より)<1県>
『池内了』
<出典著書>
・なぜ科学を学ぶのか<3県>
(2024年度:徳島県入試にて出典)
・江戸の好奇心 花ひらく「科学」<1県>
・現代科学の歩きかた<1県>
・科学の限界<1県>
・科学・技術と現代社会<1県>
第3位:出典4作品
『田中修』
<出典著書>
・植物のいのち<3県>
・植物のあっぱれな生き方<1県>
(2013年度:第一回基礎学力テストにて出典)
・植物はすごい 七不思議篇<1県>
・植物のひみつ 身近なみどりの”すごい”能力<1県>
『外山滋比古』
<出典著書>
・聴覚思考-日本語をめぐる20章-<2県>
・思考の整理学<1県>
(2014年度:第一回基礎学力テストにて出典)
・日本語のかたち<1県>
・知的生活習慣<1県>
という結果となりました。
徳島県の入試や基礎学には、
全国ランキングに食い込むような著者の作品が
出典されやすい傾向があるのでしょうか。
分析してみると見えてくることがありますね。
文学的文章:出典著者ランキング!?
続きまして、
2016年度入試から2024年度入試の
出典情報の中から、文学的文章の中で
複数の著書が引用されたランキングを
発表したいと思います。
第1位:出典7作品
『あさのあつこ』
<出典著書>
・透き通った風が吹いて<1県>
・地に滾る<1県>
・一年四組の窓から<1県>
・みどり色の記憶<1県>
(2021年度:第三回基礎学力テストにて出典)
・ハリネズミは月を見上げる<1県>
・チームFについて<1県>
・アレグロ・ラガッツァ<1県>
『重松清』
<出典著書>
・虹色メガネ(「季節風 夏」より)<1県>
・南小、フォーエバー(「小学五年生」より)<1県>
・答えは風のなか<1県>
・バスに乗って<1県>
・サマーキャンプへようこそ(「日曜日の夕刊」より)<1県>
・きみの町で<1県>
・あの年の秋(「旧友再会」より)<1県>
『宮下奈都』
<出典著書>
・羊と鋼の森<2県>
・窓の向こうのガーシュウィン<2県>
・転がる小石<1県>
・終わらない歌<1県>
・よろこびの歌<1県>
・つぼみ<1県>
・アンデスの声(「遠くの声に耳を澄ませて」より)<1県>
第2位:出典6作品
『瀧羽麻子』
<出典著書>
・博士の長靴<2県>
・虹にすわる<1県>
・ゆびきり<1県>
・ひこぼしをみあげて<1県>
・トマトの約束(「女神のサラダ」より)<1県>
・ありえないほどうるさいオルゴール店<1県>
『額賀澪』
<出典著書>
・風に恋う<3県>
・競歩王<1県>
・風は山から吹いている<1県>
・屋根のウインドノーツ<1県>
・ラベンダーとソプラノ<1県>
・タスキメシ<1県>
第3位:出典5作品
『小川糸』
<出典著書>
・サーカスの夜に<2県>
・リボン<1県>
・ファミリーツリー<1県>
・バーバのかき氷<1県>
・キラキラ共和国<1県>
『辻村深月』
<出典著書>
・この夏の星を見る<6県>
・サクラ咲く<2県>
・東京會舘とわたし<1県>
・光待つ場所へ<1県>
・ロードムービー<1県>
『まはら三桃』
<出典著書>
・零から0へ <1県>
・風味三重丸<1県>
・鉄のしぶきがはねる<1県>
・思いはいのり、言葉はつばさ<1県>
・その先にあるもの(1時間の物語 (タイムストーリー より)<1県>
という結果となりました。
説明的文章に対して、
文学的文章のランキングトップの作品からの出典は
徳島県の入試や基礎学では
あまりないという結果となりました。
番外編!?
データ分析をしてみると、
基礎学と入試において
同じ著者の作品が出典されているのは
上記の範囲のデータからは2度しかありません。
その著者をご紹介しましょう。
<基礎学&入試出典著者>
『原田マハ』
・本日は、お日柄もよく(2017年度:第3回基礎学)
・リーチ先生(2018年度入試)
『佐藤いつこ』
・ソノリティ はじまりのうた(2022年度:第1回基礎学)
・キャプテンマークと銭湯と(2020年度入試)
いかがだったでしょうか?
データ分析大好きなじゅくちょーが
様々な角度で分析をしてみた結果です。
なにかしら、国語を学ぶ上で
書籍をお探しの方には有益な情報かもしれませんね。
次回は、出版社別でのランキングを
発表してみようと思います!
ちゃん♪ちゃん♫
いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!
校
じゅくちょーの共著としての書籍第二弾、
『11人の敏腕塾長がこっそり教える 地方名門国公立大学 合格バイブル〜親子で読むと勉強にすぐ結果が出る!〜』
が発刊されました!
徳島という地方の受験生たちが、情報弱者として受験に対して後手に回らないためのお役立ち本間違いなし!
ぜひ、お近くの書店やAmazonにてご購入し、お手にとってお読みいただければ幸いです!(2022.8.20時点:勉強法のカテゴリーで現在17位!)
そして、第一弾となるKADOKAWAから出版された、
『自学力の育て方』も絶賛発売中です!