本日は、昨日の後半記事となります。
薬学部3年生の先輩スタッフの記事は
いかがだったでしょうか。
大学生になると、社会人顔負けの
情報をまとめ発信する力が付きますね。
普段の授業で、「伝える」ということを
繰り返していることも大きいでしょう。
今日は、そんなお話です。
徳島大学の変遷!?
徳島大学はこれまでに、
1)一括募集の後、3年前期までの成績で学科分け
2)2学科でわけて募集
3)6年制1学科で募集
と、ここ10年で変化してきました。
ご存知でしたか?
途中で学科振り分けがあった時代は、
学科次第で薬剤師免許が取れるか取れないと
人生に大きく影響するため
学部内の同級生の関係性も
非常にギスギスしていたようです。
当時は、色々とグレーなことがあったと
教授がおっしゃっていました。
大学の入りやすさも大事ですが、
入ってからの大学生活や
今後の人生設計に大きく影響するため
そこまで想定して進学先を決めたいですね。
国公立大学に入れる人は
基本的にみんな学力が高めで
なおかつ真面目で勤勉なことが多いです。
その中で上位に入れるのか、
他大学や他学部の友人が世間が考えるような
大学生らしい楽しい生活を送っているのを尻目に
自分は勉強できるのかなど考える必要もあるでしょう。
大学のビジョン:研究重視派、チーム医療重視派など!?
どの学部でも言えることですが、
それぞれの大学が目指すビジョンや強みがあります。
特に薬学部は、
医療と生命科学の両方に関わる学部です。
そのため、6年制学科を目指す人は
志望大学がどんな人材を育成したいかを
意識しておくことが重要です。
1)医療重視型の大学
チーム医療に優れた薬剤師・医療人
を育成したい大学や
地域医療に貢献する人材育成を目指す。
2)後進育成型の大学
徳島大学はこのタイプとなります。
ただの薬剤師ではなく
企業やアカデミアだけでなく
臨床での研究も含めた研究者や
薬剤師の後進を育てる教育者の育成を目指す。
大学のビジョンや方針によって、
国家試験の合格率は大学ごとで大きく異なります。
もちろん、大学側がそうなのか
学生側の意識の問題かはわかりません。
しかし、旧帝大は合格率が7割程度と低めです。
研究重視で、そもそも全員が受験しない場合もあります。
卒業後の主な進路は!?
受験生向けのパンフレットや
オープンキャンパスなどの学校説明会に参加すると、
なんとなくでも大学のビジョンが掴めます。
そして、卒業後の進路についても
大学ごとにアピール合戦が繰り広げられています。
4年制学科:
修士課程進学、その後製薬企業や食品、化粧品、化学メーカー、行政など
6年制学科:
病院、調剤薬局、ドラッグストア、行政、製薬企業など
また、ウェブ上にある情報を
ただ鵜呑みにするのは注意が必要です。
4年制と6年制の学科を分けずに一括で入試を行う場合、
模試やベネッセ等の各社サイトでは偏差値は
薬学部にしては低めに出ることが多いからです。
たとえば、このようなサイトの情報です。
https://igakubu-note.jp/6438#html
ほかにも、以下の資料から
「金沢大薬学部は入りやすい」
という印象を受ける場合もあります。
しかし、金沢大学は入学後に
学科振り分けを行う大学となり
学力次第では自分の希望する道に
進めなくなることもあるのです。
入学後、学科振り分けを行う国公立薬学部は、
北海道、東北、東京、千葉、金沢、京都
の6大学となっています。
実際に薬剤師になろうとした場合、
大学合格後にさらに過酷な受験戦争に
挑まなければなりません。
国公立大学で薬剤師を目指すなら、
金沢大より徳島大の方が目指しやすくなります。
薬学部=薬学科(6年制)というイメージに
騙されないようにリサーチが大切ですね
推薦では学科やコースを決めてとる場合もありますから。
生徒の皆さんは、薬学部に進む場合は
私や他の薬学部スタッフに相談してみてくださいね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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