じゅくちょーの雑談

【例え話シリーズ】リスとキツネの冬支度

じゅくちょー

本日は、塾長の創作物語を

お届けいたします。

テーマは、今までの例え話も

基本的には一貫しています。

「なぜ学ぶのか?」

です。

今日は、そんなお話です。

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性格の違うリスとキツネ!?

むかしむかし、

大きな森の中に

リスのチュチュとキツネのノンノという

若ものが住んでいました。

二匹は性格がまったく違っていました。

チュチュは計画的で、

「備えあれば憂いなし」

が口癖でした。

一方のノンノは、

「明日は明日の風が吹く」

とのんびり構えていました。

ある日、

森の賢者であるフクロウのビルボーが、

森中の動物たちに警告しました。

「今年の冬は例年より厳しくなりそうじゃ。

今のうちから冬支度を始めるがよい!」

チュチュは

「大変だ。冬支度以外にも色々と備えておこう。」

真剣に聞いていましたが、

ノンノは

「まだ夏だよ。冬になったら考えるさ」

と言って、遊びに出かけてしまいました。

二人の備え!?

チュチュは毎日、コツコツと木の実を集め、

安全な場所に貯蔵しました。

他にも、何が役に立つか分からないと

フクロウのビルボーに知る限りの知恵を

友人たちを誘って教わりに出向きました。

一方のノンノは、チュチュの誘いも断り

遊んで暮らしてばかりいました。

秋になり、木の葉が色づき始めました。

冬がもうすぐそこまでやってきています。

チュチュの貯蔵庫はいっぱいになっていました。

ノンノはようやく

「そろそろ準備しなきゃなぁ。」

と思い始めましたが、

「まだ冬までは時間はあるさな。」

と先延ばしにしました。

しかし、事態は急変します。

森が山火事に巻き込まれてしまうのです。

備えあればこそ、憂いがなくなった!?

森の動物たちは、すみかを追われました。

それだけでなく、

いつもならたくさん取れる冬支度のための

食料が全て焼き払われてしまったのです。

暮らしていくことすらも大変な状況となりました。

森の賢者のフクロウのビルボーは、

森の動物たちを集めて言いました。

「今こそ今まで備えたものを利用するときじゃ。

そして、学んできた知識を活用する機会じゃ!」

チュチュは、厳しい冬支度に備えるだけではなく

冬支度に役立つか分からないことまで

ビルボーに学んでいました。

その知識が大いに役立ち、多くの動物たちを助け

毎日かけずり回っていました。

厳しい冬が訪れました。

一方のノンノは、寒さと空腹に苦しみ、

今を生きるだけでも精一杯です。

「ああ、必要なときに必要なことをすればいいと

思っていたけど大間違いだった。

必要なことが出るときが、

いつでも余裕があるときとは限らないんだなぁ。。。」

チュチュはノンノを助けましたが、

厳しい言葉も伝えました。

「ノンノ、準備には適切な時期があるんだ。

その時を逃すと、後からやろうとしても10倍も大変になるんだよ。

そのときに「やるべきこと」も「したほうがいいこと」もあって、

それに加えて、「必要なこと」を上乗せしてしなくちゃならないんだから。」

春になりました。

森を離れていた動物たちも帰ってきました。

チュチュの逞しく成長した姿に動物たちは関心し、

痩せこけたノンノの姿にみんなは心配しました。

それからというもの、

森の動物たちはみんな、

適切なタイミングで行動することの大切さを学びました。

そして、小さな努力の積み重ねが、

将来の大きな困難を防ぐことを理解したのでした。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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