昨年度の福岡県の数学の問題。
正答率が17.4%というものがありました。
本日はその問題をなぜ、
82.6%の生徒が間違えたのか考察しながら
現状の中学生たちへの危機感を
共有できればと思います。
文字式を使った問題!?
では、早速。
あめは、定価の20%引きのa円で売られている。
このとき、あめの定価をaを用いた式で表せ。
はい、この問題がなんと正答率17.4%なのです。
もちろん、基礎基本と言えども、
少し捻りは効かせています。
しかし、高校受験を受けている中3生たちの
86.6%が分からない状態であるという事実。
なかなかの衝撃がありますね。
さぁ、解けるでしょうか?
基礎基本は本当に身についている!?
先日のブログ記事にも書きましたが、
じゅくちょー目線で本当の意味で
基礎基本が身についているかの基準として
高校受験では偏差値65前後の高校受験生、
大学受験では偏差値60前後の大学受験生が
目安とお伝えしました。
さて、気になる先ほどの問題の答えはどうでしょう?
答えを見るのは簡単です。
ここで簡単と感じたとしても、
問われていることを一旦作図などの別の形へと変換し
解釈をしてみることがとても大切だと思います。
頭の中でできていたとしても、
図を使って説明するならどうするかな、と
思いを巡らせてみてください。
答えは「1.2a」じゃないですよ!?
データは正答率しか分かりません。
しかし、経験上でしか語れませんが
多くの生徒たちが「1.2a」と
解答していたのではないかと思うのです。
あなたはどうでしたか?
できるできない。
そんなことを責めるためにこのブログを
書いているのではないのです。
おそらく、先ほどの基礎基本ができている人は
頭の中であっても問題の図や構造を考え、
どういうことを問われているのかという
「思考構造」をしているのだと思うのです。
むしろ、社会へ出て数値計算をする業務上の過程で
親御さんたちの方がこのような問題は
得意かもしれませんね。
ご家庭で議論して答えを導き出すチャンスかもしれませんよ!
ちゃん♪ちゃん♫
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