「塾長。
Youtubeで社会は音読がいい、
って言ってたんですが、
今日の歴史総合あまりできませんでした。」
有益な情報も不利益な情報も、
玉石混交のウェブの世界。
視聴回数やクリック数だけを狙った
悪質なものもここ数年で一気に増えてきました。
暗記にも段階があるということを、
理解せねばなりませんね。
暗記の基本は接触回数から!?
学校の中で、名前が分からない子もいるはずです。
なぜ覚えられないのでしょうか?
顔は見ているはずで、認識はできます。
でも、覚えられない。
なぜでしょうか?
おそらく、覚えようとしなくても
同じクラスで席も近く
話す機会も多くなれば必然的に
覚えようとしなくとも
覚えてしまっているのが名前というものです。
クラスも違って住んでいるところも近くなく、
異性であって部活動も委員会活動も同じではない
接触すること自体がマレという子の名前は
覚えられなくて当然というものです。
聞いたこともない状態からの脱出が音読!?
英語学習においても音読は効果的です。
むしろ、音読をせずして次のステップに
登っていくことはかなり難しいことでしょう。
では、歴史ではどうでしょうか?
小学生から歴史を学び、
少なくともとある程度は高校受験の際に
中学でも解いてきているはずです。
しかしながら、高校の歴史に関して言えば、
専門性が高くなりすぎていることで
出会ったことも聞いて何のことであるかも
想像できないような知識のオンパレードとなります。
そのような状態であれば、
まずは「耳にしたことがある」という状態を作るために
音読という選択は効果的であると考えます。
しかし、このことは暗記の段階の一歩目だと言えるでしょう。
知識暗記の5段階!?
知識の暗記においても、
段階があるとじゅくちょーは考えています。
ざっくりと5段階が学習における暗記のステージだと言えるでしょう。
- 耳にしたことがある
…学ぼうと意図せず自然な流れで出会った状態 - 思い出すことができる
…音読や黙読、演習などである程度の接触がある状態 - 意味がわかる
…その知識が概念として理解できている状態 - 利用できる
…その知識を様々な角度で問われても認識できる状態 - 転用できる
…別の知識への言い換えや例え話としても形を変えても認識できる状態
いかがでしょうか?
暗記ものと言われる教科であっても、
この5段階の最終ステージまでできるようでなければ、
「覚えとけばできる」
という言葉は、この時代の学習においては言えません。
昭和時代の社会は特に、
3段階までで十分にテストとしても結果が出ました。
しかしながら、今の令和教育新時代の問題では
5段階目まで暗記の深化ができて合格点です。
ネットリテラシーを育みながら、
Youtuberの釣り動画に惑わされないように
地道に学んでいきましょうね!
ちゃん♪ちゃん♫
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校うう
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