国語の設問では、
「傍線部がどのようなことをつたえようとしているか
具体的に〇〇字で書きなさい。」
という問題が出題されます。
この「どのようなこと・具体的に」という
指示の意味を理解しておらず、
ミスを頻発する生徒が多くいます。
どのような指示の意味を持つ設問なのでしょうか?
具体的に、ということは!?
小学生や中学生にとっては、
「具体的・抽象的」という言葉のイメージが
頭の中で明確になっていない場合があります。
じゅくちょーは、
・具体的:絵に描けるような内容
・抽象的:絵には書きづらいような内容
という言葉で小中学生には伝えます。
しかし、設問の指示の中で
「具体的に」
という言葉がある場合には注意が必要です。
これは、ある言葉を用いて回答を書くな、
という指示でもあるからです。
では、ある言葉とは何なのでしょうか?
「具体的に」という指示は!?
「具体的に」という設問の指示がある場合、
- 比喩
- 例え
- 指示語
などは使わずに解答を書かなければなりません。
もちろん、抜き出しの場合は、
本文の表現のまま書かなけれならないので例外もあります。
しかしながら、
この具体的にどのようなことかを説明する問題で、
抽象的な例えや比喩を平気で抜き出す生徒もいます。
おそらく、傍線部の近くの傍線部を詳しく説明したであろう内容を
解答だと思い込んでいる思考習慣がこびりついているのでしょう。
なかなか闇が深い悪癖です。
もっとひどい場合は!?
生徒によっては、自分の解答の文章が
比喩や例えとなっていることの判断が
できない者もいます。
書いている文章表現が、比喩なのか喩えなのか、
具体なのか抽象なのかが分からないのです。
これは、最近の共通テストにも見られる
「意見」なのか「事実」なのかを判断する問題でも
出てくる驚くべき生徒たちの読解力の乏しさです。
おそらく、現在の生徒たちの半数近くは、
教科書に書いている内容が理解できていないのではないかと考えます。
いや、半数以上かもしれません。
それほど、文字を読まない読めないということが
重症化していると感じています。
問題の読み飛ばしなどは、1日の授業で両手では収まりませんから。。。
ちゃん♪ちゃん♫
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校うう
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