いよいよ、この日を迎えてしまいました。
そうです。
本日で、杏ちゃん先生は『つばさ』を
卒塾することとなりました。
哀しくはありません。
ただ、とてつもなく寂しいです。
生徒たちも水面下で何やら計画しているようで。
何が飛び出てくるか、楽しみです。
サラリーマン時代に感じたこと！？
２１年間の塾講師歴の中で、
数多くの研修というものに参加してきました。
教務研修もあれば、集客研修もあります。
他業種の方々との交流会も経験をし、
世の多くの業種が自分たちの城を守るために
しのぎを削っておられることを知りました。
よく言われたこととして、
「従業員は会社に自分の給与の３倍の売り上げをもたらして、
やっと会社に貢献していることになる」
という言葉です。
サラリーマン時代にはそんなことはないと思っていましたが、
会社経営をするようになって初めて納得した言葉です。
かつての自分はどうだっただろうかと、
過去の自分の働き方を思い出しました。
兎にも角にも教務バカだった私は、
教務にだけ120％力を注いでいれば良いという
環境を与えてくれていたことが、
どれだけ有難いものであったということを
気づけずにいたのです。
そして自分が会社を経営するときには、
スタッフたちには教務にだけ120％力を注いでくれればいい
という環境を提供することが自分の役目だと考えて
ここまで５年間を走ってきました。
（できているとは申せませんが…）
社長として何をしてあげられたのか！？
従業員が、会社に貢献するという思いを持つこと。
そして、顧客である生徒や保護者に貢献するという思いを持つこと。
これらが、俗に当たり前であるとするならば、
では社長は従業員にどのような貢献をするという思いを
持つことが当たり前なのでしょうか？
一緒に働いてもらうということを通して、
何を叶えてあげられるのでしょうか？
私は何をしてあげられたのだろうかと思い悩みます。
教務に120％力を注いでもらえるかどうか、
その環境を整えられているかどうか、
そのお膳立てができているかどうか、
自分がサラリーマン時代にしてもらいたいと思っていたことが
社長となった今できていただろうか、
思い返せばつらくなる反省点が多々あります。
私は強烈な凸凹がある人間です。
少なくとも強みを活かして生徒指導という点での創業は叶っても、
組織を運営することが得意というわけではないのです。
生徒に対してはできることであっても、
それが一緒に働くスタッフたちにできるかと言われれば
そうでもないというのが人間の不思議なところ。
友だちに対してはできることであっても、
両親や家族に対してはできないと考えるといいかもしれません。
生徒たちを伸ばすことに対して365日思案することはできても、
スタッフたちに対して成長の機会を与えてあげることを
思案できるかと突きつけられれば、そうではないというのが
包み隠さず正直な本音ではあります…。
それでも、いやだからこそ！？
それでも、
こんなヘンテコりんな塾長の元に
これほどまでに素敵で有能なスタッフたちが
集まってくれていることに驚きを隠せません。
これまで運は良くない方だと思っていましたが、
「人」に対しての運はめちゃくちゃ強いのだと感じます。
ひと足先に就職で他県へと旅立ったMai先生。
そして、明日から新たな一歩を踏み出す杏ちゃん先生。
顔を思い出せば、まずは感謝が浮かんでくるという存在というのは
なかなか得難い人財だと思います。
だからこそ、『つばさ』はもっともっといい塾へ、
もっともっと必要とされる会社へと成長しなければなりません。
いい生徒は、いい塾とともに。
いい人財は、いい会社とともに。
卒塾した生徒たちが、帰ってこられる場所があり続けられるように。
卒塾した関係者たちが、誇りたくなるような会社に。
そのためには、
まずは私が人間としてまともに成長していかなければなりません。
これまでもこれからも、
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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