こんにちは!杏ちゃんです!
お待たせいたしました!!!
本日は、1月11日に実施された
「第三回 基礎学力テスト」の社会について
分析していこうと思います!!!
全体的な難易度はどうか?!
第一回、二回の「社会」と比べても
難易度が急激に上がっている印象はなく、
そこまで難しくはありませんでした。
ただ、徳島で起きた事象のテーマや
ニュースで一般的に扱われているような時事ネタから
問題を作成されている印象がありましたね!
一部の生徒さんにとっては、
『その問われ方は難しく感じるだろうな』と
思うような設問はいくつかありました。
では、詳しく見ていきましょう!!!
大問1:世界地理
現時点での形として、
大問1には世界地理、大問2には日本地理が
問われることが基本ベースとなっていますね。
基礎学では、何回問われたか分からない
大陸や海流の名前、位置に関しては、
完璧に頭に入れてくださいね。
大問1で気になった問題は、
(5)と(8)の問題でしょうか。
(5)では、地理ではお馴染みの
時差を求める問題なのですが、
今回は問われ方が少し違っていました。
今までであれば、
日本は東経135°、〇〇は西経△△°
日本は1月1日午前10時のとき、〇〇は何月何日の何時になるか。
このようなベーシックな問題が多かったと思います。
今回(5)は、
世界に展開されているお店の営業時間を
与えられた情報から導き出すという問題でした。
各国の現地時間での営業時間と
それを日本時間に換算した表が与えられ、
そこから営業時間を求めなければなりません。
そうするとどうなるかというと、
今までの問題では経度が与えられ時差を求めることで
簡単に解くことができましたが、
今回は経度の表記はなく、
与えられた情報からどのように導き出すのかという点から
考える必要があります。
しかし、与えられた表には選択肢が提示されていたので、
そこまで難易度は高くなかったように思います。
(8)では、中国と日本の
製鉄所の立地に関する特徴を記述する問題でした。
資料Ⅳには、中国と日本の石炭・鉄鉱石の採掘場所を
資料Ⅴには、2カ国の製鉄所の立地場所を地図で示されています。
もちろん、日本には石炭や鉄鉱石の採掘場所はないため
多くを海外から輸入しています。
だからこそ、製鉄所が輸入に便利な臨海部に集中していますが、
中国ではどうでしょうか?
今まで生徒さんが解いてきた問題は
日本視点が多かったように思いますが、
今回は外国の視点で記述する問題となりました。
問題数をこなしている子ほど、
『あ、これよく聞かれる問題だ』と見当がつくため、
違う聞き方をされてしまうと戸惑いやすいです。
そうならないためにも、普段の勉強から
なぜそうなるのか
そうすることで何がいいのか
といった、
「なぜ」を解い続けて
様々な角度の視点で
問題に向き合えるようにしましょう。
大問2:日本地理
ここでも、特に難しい問題はありませんでしたが、
問われ方に戸惑った生徒さんはいるかもしれません。
例えば、(1)では
ある県の特徴が示された文章から
「何県か」を導き出して、
さらに「その県の県庁所在地は何か」を考えるような
2段階形式の問題になっていました。
(3)でも、
日本の地形断面図と日本列島の地図が与えられ
どの位置の断面図を指しているかが問われていました。
まず、「日本のどの位置に山脈があるか」
そして、「その山脈の断面図と一致するのはどこか」
こちらも2段階で考えさせられる問題でした。
また、(6)(7)では
エネルギー別発電量、重要文化財、製造品などの
特定のテーマから日本全体を見て
特徴を把握できているかの問題でしたね。
総括(大問1・2)
この2つの問題を見て感じることは、
問われ方に一瞬戸惑うような問題が
増えてきたなという印象です。
一問一答で知識を入れることももちろん大事ですが、
その後、一つの知識を多角的な視点で
考える練習も必要です。
この傾向を見ると、
ひとまずテスト範囲を一通りするという意識では、
難易度がそこまで高くない試験でも
点数は取れなくなってきます。
テスト範囲を一通りするのは最低限の条件です。
その上で、問われ方が今回のように
いろいろな角度で問われるようになるので、
多くの問題を解くことをおすすめします。
たくさんの問題集に手をつけるというよりは、
全国の高校入試問題がまとまっているような問題集を
1冊完璧に仕上げましょう。
(『つばさ』の中3生には、順次お配りしています)
徳島の入試傾向として、
他県の入試問題と似た問題を
扱うこともあるようです。
明日のブログでは、
大問3以降を見ていこうと思います!!!
今日はここまで!杏ちゃんでした!
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