学び方

恐ろしいスキルを高める子どもたち!?

じゅくちょー

ウェブ情報を広くチェックすることが

ライフワークとなっているじゅくちょー。

とあるSNS上に、気になる文章が。

今日はそのことに関するじゅくちょーの

見解を示してみようと思います。

大学共通テストまで、あと89日!!

第二回基礎学力テストまで、あと31日!!

中学校別:基礎学平均点情報ページは、コチラ!(R4年度も更新中!)

じゅくちょー、2冊目の共著となる書籍が出版になりました!

読解力や語彙の問題じゃない!?

SNSに書かれていたのは、このようなことです。

「定価の4割引が1800円でした。定価はいくら?」に450円とか答える大学生がいる。

なぜその答えに自分で疑問を持たないのか不思議で起因を知りたい。

私もなぜそうなるのか、起因を知りたいです!

ですが、毎日の指導の中で根本原因ではないにせよ、このような思考になってしまう学習習慣を強化させてしまっている生徒にはたくさん出会います。

「2×6=12」と「6×2=12」は同じだ、

という論を述べる方々とじゅくちょーの考えは違っています。

決して、悪いことだとはもうしません。

確かに「答え」は同じです。

しかし、意味が異なります。

「屁理屈だ!」

と言われるかもしれませんが。

意味が違うなら、違うと認識すること!?

「明日は雨が降るかもしれない。」

これを英文にしてみると、

  • “It will be rainy tomorrow.”
  • “It may be rainy tomorrow.”
  • “It can be rainy tomorrow.”

とすることができます。

もちろん、微妙に日本語の表記も違ってきますが、

しかし日本語は全て「明日は雨が降るかもしれない。」

と訳せます。

「2×6=12」と「6×2=12」は同じだ、

という論の方は、上記の英語も全て同じだ、

とはいうことには違和感を感じるのではないでしょうか?

同じ表記であっても意味が異なるという認識は、

大事だと思うのです。

その「意味の違いを考える」ということを大事にしないことで

ある恐ろしいスキルが育っていっていることに気づかなければ

非常に怖いことだと感じます。

恐ろしいスキルとは!?

子どもたちの生きる現代社会は、情報過多社会とでも言うべきでしょう。

それらの多すぎる情報をスピーディに処理するときに、

『キーワードだけ拾って違うと言われて初めて別の可能性を考えるというスキル』

を磨いている子がかなり多くいるように感じるのです。

このスキルは、一見合理的に見えます。

プログラミング思考においては、トライアンドエラーが

最も効率的で効果的な思考法かもしれません。

学習習得においては、

非常にリスキーな思考法と言えるでしょう。

『キーワードだけ拾って違うと言われて初めて別の可能性を考えるというスキル』

すなわち、

意味も考えないまま数字や与えられた条件的なものを

足したり引いたり、かけたり割ったりすればよいという思考だからです。

これで正解しても地獄ですし、

間違ったとしても普段から意味を考えずに解いているので

いざ直すための材料が知識としてないことで

どれだけ時間をかけても直っていかないのです。

では、膨大な情報が問題だ、とも言えるかもしれません。

しかし、人間が処理できる情報にも限りがあります。

膨大な情報を機械的に処理しなければならない前段階で、

一つ一つの情報を精査し、探究し、じっくりと考え取り組む機会を

幼少期から経験しておくことが必要なのでしょうね。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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