こんにちは!杏ちゃんです!
歴史の出題範囲は?!
まとめてではありますが、
飛鳥時代から戦後まで
満遍なく出題されていました!!!
大問4:時代の流れを把握できているか?!
ここでは、飛鳥時代から江戸時代までの
主な出来事がまとめられており、
最終的には並びかえる問題となっていました!
生徒の皆さんが悩むとすると、
B:徳川家光は、武家諸法度を一部改め、参勤交代を確立した
D:伊能忠敬が、西洋の測量術を取り入れて各地を測量し、日本地図を完成させた
この2つの順番なのではないでしょうか?
同じ江戸時代なので、ややこしい気もしますが
伊能忠敬が活躍したのは元号が「寛政」の時代。
徳川家で表すと11代将軍の徳川家斉の時代の話です。
となれば、Dが一番最後だと分かりますよね!
歴史は、時代の流れを掴まなければ
そして曖昧に掴むのではなく、
しっかりと掴まなければ、
問題に翻弄されてしまうようになっています。
ちなみに、(5)で出題された
清少納言が活躍したころ、日本では日本の風土や生活
日本人の感情にあった文化が栄えたその理由を
「唐」という語句を用いて説明しなさい
と言う問題は、平成19年の第一回基礎学テストに
全く同じものが出題されていました!!
ここまで遡って過去問を解いていた生徒さんはラッキーですが、
流石にいませんでしたね。。
大問5:明治政府が実施したこと
ここでは、明治政府のおこなった政策を中心に
問題が構成されています。
地租改正についても、
過去の出題傾向をみると
頻出問題であることが分かります!
しかし、問われ方はさまざまで
「地租改正」を漢字で書かせる問題や
記述で説明しなさいなどの問題があります。
大問5で難しいなと感じたのは、
(6)③明治政府は、1875年にロシアと
樺太・千島交換条約を結び、領土を確定した。
確定した国境線として正しいものを選びなさい。
という問題です。
皆さんは、正解を答えることは出来ましたか?
アからエに示された地図は、
実はどれも正解なのですが
時代によって領土の範囲が変わっているため、
領土問題の歴史を知っていなければ
解くことは難しい問題だと思います。
教科書や資料集の端に載っている
地図には目を通していますか??
根室振興局のサイトには、
北方領土問題の歴史を地図付きでまとめてくれているので
一度読んでみましょう!!!
ちなみに、地図を年代順にまとめると
以下のようになります。
イ:1855年「日魯通好条約」の際に決定した領土
エ:1875年「樺太千島交換条約」の際に決定した領土
ア:1905年「ポーツマス条約」の際に決定した領土
ウ:1951年「サンフランシスコ平和条約」から現在の領土
実は、選択肢の中には
「ロシア」と表記されている地図と
「ソ連」と表記されている地図がありました。
「ソ連」と呼ばれていたのは、
ロシア革命後の1922年から1991年の間ですので
並べ替えのヒントになったはずです。
この問題の出題方法は面白いと感じましたが、
正答率がどうだったのか、気になるところですね。。。
大問6:戦争へ向かう日本と戦後
ここでは、日本が戦争をすることになるまでの流れと
現在につながる歴史を問われる問題でした。
特に難しすぎる問題は見られませんでしたが、
ある生徒さんに聞いたところ
(6)③資料Ⅲの穴埋め問題の正答率が低かったようです。
ここでは、サンフランシスコ平和条約を締結することで
日本の独立を認められました。
ちなみに、大問5で問われていた千島列島などの領土範囲は、
このサンフランシスコ平和条約で新たに更新され、
現在の状態となっています。
現在、ニュースなどで報じられている
国際問題も背景を知っておくことで
学校で習った出来事が理解しやすくなるはずです!!
総括(大問4~6)
昨年のブログにも書いたように、
今回の基礎学力テスト「社会」でも
歴史の背景の流れを理解しておく必要がありました。
これは、第二回・三回も同様です。
現時点で、曖昧な知識であるところは
きちんと言葉を覚えるだけではなく、
なぜそうなったのかという「流れ」まで
理解しておくようにしましょう。
高校に進学したとしても、
この勉強法は必須になりますからね!!!
まだ全ての教科のテストが返されていない
生徒さんがほとんどなので、
もう少し結果を待ってみようと思います。
ひとまず、お疲れ様でした!!!
今日はここまで!杏ちゃんでした!
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