こんにちは!杏ちゃんです!
本日、8月15日は「終戦の日」です。
この日が日本の終戦日となったのは、
天皇陛下からの「玉音放送」で全国民に
終戦を告げられたからだとされています。
今年は、2月から始まってしまった
ロシアのウクライナ侵攻があり
より一層戦争の悲惨さについて考える機会が増えました。
そのためか、今まで気になっていたけれども
調べるに至らなかった「玉音放送」の内容が知りたくなったので
調べてみることにしました。
『堪え難きを堪え、忍び難きを忍び…』というフレーズから
国民の皆さんが泣き崩れるシーンが
ドラマや映画などでよく映し出されています。
このフレーズを聞くたびに
「この悲惨な状況に晒されている国民に対して、
さらに何に耐えろと言うのだろう」と
感じていました。
しかし、「玉音放送」の全文を読んでみると
「耐える」対象が違って見えてきます。
約5分ほどの放送の前半では、
・ポツダム宣言を受諾すること
・侵略のための戦争ではなく自存と東亜の安定のための戦争だったこと
・その戦争で多くの命が失われてしまったこと
・このまま戦争を続けていくと、原子爆弾などにより
さらに多くの被害が出てしまうこと
が語られ、ポツダム宣言の受諾の理由が国民に知らされていました。
そして、後半に以下の文言が続きます(現代語訳)
思うに、今後、帝国の受けるであろう苦難は尋常ではない。
あなたたち臣民の本心も私はよく知っている。
しかし、私はこれからの運命について堪え難いことを堪え、忍び難いことを忍んで
将来の万世のために太平の世を切り開こうと願っている。
私は、ここにこうして国体(天皇を中心とする秩序)を護持して、
忠良なあなた方臣民の偽りのない心を信じ、常にあなた方臣民と共にある。
もし激情にかられてむやみに事をこじらせ、あるいは同胞同士が排斥し合って
国家を混乱に陥らせて国家の方針を誤って世界から信用を失うようなこと
を私はもっとも戒めたい。
つまり、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の主語は
天皇陛下ご自身の想いであることが分かります。
そして、最後にこれから先の日本は
戦争などではなく「日本の新しい時代を切り開くため」に
国民全体が頑張ってほしいと添えています。
独特な言い回しだったこともあり、
「終戦」を理解できた国民はあまり多くなかったと聞きますが
その後アナウンサーの解説や新聞での発信で
この8月15日に「終戦」を知ることができたようです。
悲惨な戦争を経験し、
これ以上にない地獄を見た日本国民に対して
平和の世の中を願う天皇陛下の言葉が
「玉音放送」で流れたのだと改めて知りました。
今でも、宮内庁のホームページで
この「玉音放送」を聞くことができます。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻は、
今でも続いています。
まずは、過去を知り、そして今を知るということが
無力ながら私たちにできることなのではないかと思います。
第二次世界大戦を経験していない私たちができることを
改めて考えていかなければなりませんね。
今日はここまで!杏ちゃんでした!
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