今年、共通テストで出題された
日本史Bの本試験・追試験問題を解いてみました!!
日本史Bは、基本的に文系の生徒さんが
多く選択する教科です。
理系でも選択する生徒さんはいますが、
志望校の受験科目かどうかは、
きちんと確認してから選択してくださいね!!
(理系の大学では、地理Bが多い印象です。)
地学基礎の投稿でも言いましたが、
理科や社会の選択科目は
通う高校によって進度が違います。
特に、現代社会・倫理・政経などは、
受験大学の選択に大きく影響を受けます。
ですので、日本史Bを選択する生徒さん、
今後共通テストで選択しようか迷っている方に向けて
旧センター試験、前年の共通テストとの比較をお伝えします!!
問題数について
大問6つ、小問32個で構成。
本文、資料文、問題文ともに分量は、
旧センター本試・再試(2015- 2020)
共通テスト本試・追試(2020-2021)と
大きな差はありませんでした。
問題難易度について
2021年より開始された共通テストから、
文章を読む量が増えています。
旧センター試験では、
小問の問題文と下線部を読むことで
問題が解けるものが多かったのですが、
今の共通テストでは
本文をきっちり読まないと解けない問題が増えてきています。
従来型の流れを理解せず、丸暗記の勉強方法では
対応できません!!!
断言します。
学校の定期テストや模試の直しだけでなく、
きちんと時間をとって対策が必要です。
ただ、資料を読めば解ける問題もあるので、
全体的な難易度はそこまで大きな変化はないんです。
誰目線なのかという感じですが、
求める力を変えているのにも関わらず、
試験の難易度があまり変わらないというのは
問題を上手く作ってるんだなと感心してしまいます。。。
出題傾向について
〈本試験〉
(1)知識問題:26/32
(2)思考・判断力が問われる問題:6/32
※高い学力が求められる問題:3/32
文章や史料を読んで答える問題が増えているため、
時間配分に注意が必要です。
しかし、きちんと読み取れば答えることができるので、
難易度としては全体的に大きな差はない印象です。
一方で、知識問題では流れを把握しておかなければ
答えられないものもあるので、
言葉の暗記だけでなはく、時代背景や場所を関連付けて
学習に取り組む必要があります!!
例えば、同じ時代での出来事を
並び替えさせる問題もありました。
〈追試験〉
(1)知識問題:25/32
(2)思考力・判断力が問われる問題:7/32
※高い学力が求められる問題:4/32
本試験と比べてそこまで大きな差はない印象でした。
ただ、史料を読む問題が少し多かったです。
また、受験生が手薄になりそうな知識を問う問題が
全体を通して増えています。
しかし、難易度的には
本試験と変わりはない印象です。
まとめ
明らかに、私が受けていた旧センター試験とは
問題の出し方が違います。
旧センターでは、資料・会話文中の下線部が問われる
単純な問題形式でした。
しかし、今の共通テストでは
『古文の問題?!』と言いたくなるような
昔の史料を読み解く問題がかなり増えています。
また、『こんなとこまで勉強してないよ〜』といった
ニッチな問題も増えている気がします。
何度も言いますが、
本当に暗記だけの勉強方法では
確実に解けないです!!!
旧センターでは、暗記の勉強法だけでも
6割、7割取れていました。
今の共通テストの問題形式では、
単純な暗記勉強だけで
そこまで取れるかどうか。。。
時間配分も学校の定期テストや模試と同じでは、
間に合わないかもしれません。
一度、過去の共通テスト問題を
解いてみてください。
そこから、受験勉強がスタートです!!
もう次の春が来ました!!
次の受験に向けて、頑張りましょうね!!