今年、共通テストで出題された
地学基礎の本試験・追試験問題を解いてみました!!
地学基礎は、文系の生徒さんが
選択科目として学習する教科です。
城東高校では、選択するしないに関わらず
高校1年生の授業で受けるらしいですが、
私が通っていた城南高校では高2に上がってから
初めて学ぶものでした。
また、物理基礎は一切触れずに卒業しました。
ここから分かることは、
理科や社会の選択科目は
通う高校によって進度が違うということです。
ですので、地学基礎を選択する生徒さん、
今後共通テストで選択しようか迷っている方に向けて
旧センター試験、前年の共通テストとの比較をお伝えします!!
問題数について
大問4つ、小問15問の構成。
本文、資料文、問題文ともに分量は、
旧センター本試・再試(2015- 2020)
共通テスト本試・再試(2020-2021)と
大差はありませんでした!!
ちなみに、理科の基礎科目は
2科目選択する必要があります。
例えば、生物基礎+地学基礎
化学基礎+物理基礎
2科目合わせて、60分の制限時間で解きますが
時間配分は受験者に任せる形となっています。
1科目50点配点です!!
問題難易度について
全体的な難易度は、
旧センター(2015-2020)・共通テスト(2021)と
大きな変化はないように感じられました。
また、対策用の参考書も大きくは変わっていません。
しかし、注意しなければならないのは
この4月から教科書改定が行われるということです。
文部科学省によると、
「地層の形成」「太陽表面の現象」
「太陽の内部構造」「宇宙の構造」の各単元が
「地学」へ移行するとのことです。
それに伴って、多少の出題変化は
起きるでしょう。
出題傾向について
〈本試験〉
知識問題:13/15
読解問題(知識がなくても解ける):2/15
旧センター試験と大きく違うなと感じた点は、
単なる知識問題だけでなく
知識を図や表にまとめたものを示し、
その図に当てはまるものを答えさせる問題が
増えている印象でした。
また、単元内で別々に覚えた知識を
複合させて問われる問題も1問ありました。
ただ、そこまで難しい問題だったというわけではありません。
〈追試験〉
知識問題:13/15
読解問題:1/15
知識+読解問題:1/15
本試験(上記)に加えて、
文章を読んで知識問題を答えさせる問題が増えている印象です。
難易度としては、
少しだけ追試験の方が難しい印象ですが、
そこまで大きな差はありません。
まとめ
英語や数学に比べて、
まだ地学基礎はそこまで大きな傾向変化はなさそうでした。
これらの共通テスト過去問題は、
ネットで探せば回答を含め出てきます!!
今現時点で、高校2年生の生徒さんは
理科に限らず、ぜひ全教科解いてみてください。
その上で、今自分が使っている
もしくは買おうとしている参考書で
果たして補えるものなのかを吟味してくださいね。
こういった、理科基礎科目には
正直そこまで時間はかけていられません。
日頃の積み重ねが大事です。
まずは、自分たちが受ける試験問題が
どんなレベルかを知ること。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!!!