『学力を高めることを目指すということとは!?』
現在『つばさ』には、
国立大学医学部の合格を目指す若者たちがおります。
高2生、中2生、小4生の3名です。
受験屋をしているからこそ、
この目標がどれほど大変な壁であり、
とてつもなく高い学力が必要であるということは
知っているつもりではあります。
ですが、9名の医学部医学科のスタッフたちと
一緒に働くようになってからは、
その医学部へ合格するという高い学力を身につけるということの
壁の見え方がかなり変わってきたように思うのです。
例え話にしてみましょう。
ボディビルの全国大会に出場することを目標にしている若者を
学力向上を求める受験生だと仮定します。
身体を仕上げるためには、
がむしゃらに鍛え上げるのではなく
理論的にかつ効果的にビルドアップを図らなければなりません。
食事制限も大事ですし、
何を何回、何時にどれだけという
緻密な理詰めの計画が必要なことはご理解していただけるでしょう。
トレーニングにしても、
正しいフォームで取り組むことが必須になります。
トレーニング後のプロテインも大事でしょう。
本当に驚くほどストイックに、
全てにおいて取り組み方を自分で言語化し
納得して進んでいるからこそ
必要に応じて、明確に修正を加えられるのです。
ボディビルに取り組む人たちは、
自分の身体を作ることに関して
本当に勉強熱心です。
では、ひるがえって学力向上を目標にしている受験生たちは
自分の学力を高めることに関して、
どれだけ勉強熱心なのでしょうか?
自ら情報収集をしているでしょうか?
どのような学習方法が最適であるか自分で試しているでしょうか?
学習段階も考えず、おすすめされた教材をただ解いているだけではないでしょうか?
自分の状況をネットやYouTubeでの情報を鵜呑みに
解き方や考え方、解き終わった後のアプローチの仕方、
復習の仕方、予習の仕方にはこだわらないようなものだと言えるでしょう。
筋肉は、自分の取り組みが目に見え
反映されるからなのでしょうか?
学習は、目に見えないから
その取り組み方にはこだわらないのでしょうか?
医学部スタッフたちと話をしていると、
「当たり前のこと」を「当たり前に」継続してきたことが分かりました。
特別、大きなことをしているというよりも
「計算を丁寧に」
「与えられた条件を、見える化して図示」
「つまり、どういうことなのか意味を考える」
「得た知識を次にどう繋げるか」
というような、至極当たり前のことを
当たり前のように実践しているに過ぎないのです。
彼らにとっては当たり前ですから、
「特別なことはやってません。」
となり、
「手当たり次第、ガリガリ問題といただけですよ。」
という言葉になってしまいます。
結局、努力を努力として感じているうちは
まだまだということなのかも知れません。
自分に合ったやり方で、かつ理想的な取り組み方を身につけ、
呼吸をするかのように当たり前になるまで常に遂行する。
やらされとは、対極に位置するアプローチですね。
さぁ、ビルドアップしていってくださいね!
ちゃん♪ちゃん♫
学校