月曜日のあんちゃんの日は、
モンテッソーリ教育についてです!!
「モンテッソーリ教育」とは、
環境を提示することで子どもたちが自立していくように促す教育法です。
今回も、佐々木信一郎さん著書
モンテッソーリ教育」を参考にしていきます!!
前回のブログで、
子どもの「敏感期」についてご紹介をしました。
今日は、その「敏感期」を
どのように援助するかについて
お話をしようと思います!!
前回のブログでもお伝えした通り、
「モンテッソーリ教育」の基本は、
環境を提示してあげること。
子どもたちの感覚を育むことのできる環境を
そして、大人が困らないような環境を
用意してあげるのです。
ただ答えを教えるのではなく、
考える環境を用意してあげるということが
大切なのです。
しかし、それで終わりというわけでは
ありません。
子どもたちが学んで獲得したものを使って、
自分たちの生活を自分たちで考え、
工夫し、創造していくことが大切です。
この本には、具体的な日常が
例に出されていました。
先生が、庭にあるびわを収穫していると
その様子を見にきた生徒たちが
興味津々で先生に話しかけます。
「先生、何をしているの?」
「びわを採っているんだよ。
みんなでお家に持って帰ろうね。」
先生が、子どもたちにそう言うと
子どもたちはびわの入ったカゴを
キッチンへと運び出します。
そして、1人の女の子が
「私洗うから、〇〇ちゃんは拭いてね」
他の男の子も
「今日は何人来てる?」
「袋がいるね」
そう言って行動をし始めます。
驚くことに、これは、
三、四、五歳の7人の子どもたちが
大人に言われたわけでもなく
自発的に考えて行動している例なのです。
私が、この年齢だった頃
ここまで動けていたのでしょうか。。。笑
記憶はあまりありませんが、
きっとその様子をのんびり眺めていたでしょう。
この環境を作るためには、
子どもたち1人ひとりの興味・関心を
汲み取りながら、
物の扱いをきちっと伝えていき、
自由を与えて考えさせることで
子どもたちはいきいきと行動し始めます。
では、子どもたちの育つ環境は
どのように作れば良いのでしょうか。
環境といっても、
物的環境と人的環境の
2種類あるといいます。
筆者が重要だというのは、
人的環境。
まずは、子どもを理解することから
教育は始まるといいます。
先ほどのエピソードから見て取れるのは、
子どもたちに力があることを知って
見守り続けること、
そして、この人は任せてくれるという
先生に対する信頼感。
この2つがあってこその、
子どもたちの行動だったのです。
子どもがどんな存在なのかを理解しないまま、
子どもたちに良いものを与えたとしても
本来持っている考える力は育ちません。
ここを間違えてしまい、
大人たちが指示してしまうと
子どもたちにとって学ぶことは義務になり、
大変なもの・嫌で嫌でたまらないといったものに
変わってしまいます。
ですから、
大人側の子どもの理解と
環境を整えることが大切なのです。
そして、子どもたちがつい行動してしまうような
行動しようとした時にしやすいような
場づくり(物的環境)が必要となります。
モンテッソーリ教育では、
子どもたちが使いやすいように
教具だけでなく
日常で使うハサミや袋なども
わかりやすく配置しています。
そういった細かな環境づくりが
子どもたちの考える力を
サポートしていくのです!!
次週もモンテッソーリ教育について
詳しくご紹介していきます!!
ぜひ、お楽しみに!!