『2021年度 第3回基礎学力テスト、理科の問題分析(2)』
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では、2021年度第3回基礎学力テストの理科の問題分析、
本日は、地学を分析することにしましょう。
出題は珍しいことに、
中2の地学:天気図と
4年ぶり中3の地学:天体
でした。
大問5【中2地学】:天気図の読み取り
今回の天気図に関しては、知識がゆるゆるの生徒は
かなりミスが目立ったのではないでしょうか?
かなり際どい聞き方をしてきています。
(1)は、4月21日と日付を提示することで、
「春の気圧配置」と読み取らなければ
気圧配置からはどの季節であるかの決め手はありません。
いい問題でした。
それ以降も、従来の問題であればイラストなどの作図から
考えさせる形式でしたが、文章で書かれていることを
知っている図と結びつける必要がありました。
不慣れな生徒にとっては、チンプンカンプンであったかも知れませんね。
(2)は、気温図と風向風力図を示した問題。
①は、寒冷前線がある時間を通過した根拠を2つ書けといういい問題です。
「気温が急激に下がっていること」
もう一つの条件を知っているかどうかを問われているわけです。
「風向が南寄りから北寄りに変わっていること」
その理由も知っておく必要はあるでしょうね!
残りの問題は、ベタな問題でした。
全体的には「やや難しい」と言える問題だったと言えるでしょう。
皆さんはどうだったでしょうか?
大問8【中3地学】:太陽の観察
4年ぶりの天体です。
ちょっと嬉しいですね。
毎年、冬期講習会では天体を徹底的に解説してきたもので、
出題されると若干興奮します(笑)
ですが、拍子抜けするほど簡単な問題でした。
(4)と最後の(6)ぐらいだけしか、解説に値する問題がありません。
(4)は、与えられたデータを用いて太陽の自転周期を導く問題です。
知っていれば瞬殺ですがね。
観察期間が7日間で、黒点が太陽の表面1/4ほどを動いています。
よって、その4倍の日数があれば1周するというわけです。
ですが、このような頭の使い方に慣れていない生徒は、
「知らないから」という理由で戸惑ってしまったのかもしれませんね。
(6)は、「太陽の直径が10cmで黒点が0.4cmのときに、黒点は地球の直径の何倍か」という問題です。
どこかの入試問題で見た記憶があります。
小5の縮尺の問題と同じレベルの難度です。
では、作図にて解説をしてみましょう。
いかがでしょうか?
みごとに小学生の算数問題になりましたね。
ちょっと中3生に出題するのは失礼かもしれない問題です。
ということで、天体は「簡単」だったと言えるでしょう。
地学講評:天気図はひねっていたかな!?
天気図の問題は、ひねっていた感はありますが
それでも天体は非常に簡単でした。
この地学2問は点数を取ってきてほしいところです。
明日は、化学の解説を書こうと思います。
イオン化傾向はとてもいい問題でした。
解説に時間がかかりそうですね〜!
ちゃん♪ちゃん♫
学校