今の中学3年生が高校に入る2022年の春から
新しい学習指導要領が実施され、
「情報Ⅰ」という教科が必履修科目になります。
また、その生徒さんたちが高校3年生で受ける
2025年の大学入学共通テストへの
「情報」の出題も決まりました。
一方で、専門の教員が不足しているという
問題があるというのです。
文部科学省の調査では、
公立高校で情報科を教える教員の2割以上が
専門の免許を持っていないことがわかっています。
25年実施の共通テストは浪人生も受験することから、
全国高校長協会は10月、
まだ万全の状態でない今
「一律に課すことを慎重に検討してほしい」と
国立大学協会に要望したとのことです。
現時点でも課題が多そうな状況ですが、
そもそも、この「情報」という科目は
どんな教科なのでしょうか。
「情報」は、情報に関する科学的な見方・考え方を重視し
問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を
適切かつ効果的に活用するための
知識および技能を身に付け、
実際に活用する力を養うとともに、
情報社会に主体的に参画する態度を養うことを目指している。
つまり、今後大きく変化するこの世の中で
子供たちが生きていくための
資質・能力を育むものとされています。
情報を入手し、その情報を適切に使いこなせるか
今後、その技術が問われてきます。
また、2025年度大学入学共通テストでも
新学習指導要領に対応して
教科に「情報」が新設されます。
出題範囲は「情報I」/試験時間は60分
大学入試センターは、
Webサイトにサンプル問題を掲載しているので、
問題、正解表、問題のねらいを見ることができます。
2025年度に大学入学共通テストを受験する
旧課程履修者(浪人生)に対しては、
旧教育課程の「社会と情報」および「情報の科学」の内容を
出題範囲とする経過措置科目「旧情報(仮)」を出題するとのことで
現役生だけでなく、浪人生も困惑する年になりそうです。
いよいよ、大学入試や
高校科目まで変化してきました。
今後、大きく変わる社会に
やっと教育が対応しようとしています。
私たち社会人は、そのカリキュラムなしで
時代に対応しなければならないことも考えると
この先、すごく不安を感じてしまいますよね。
一方で、『授業でプログラミングができるなんて』と
とても面白そうだとわくわくしている
自分もいます。笑
私たちは、自分たちの力で
この先の子供たちは学校教育で
情報社会の乗り越え方を学んでいくのでしょう。
今の中3生は、激動の時代の学生ではありますが
『つばさ』でできることを全力で
サポートしていくつもりです!!