『つばさ』の生徒さんも
受験モードに入っている中、
私の知り合いの高3生も受験真っ只中です。
彼は、小論文での受験らしいのですが、
テーマが「SDGs」だったようで、、、
最近は、テレビCMや企業の取り組みの中でも
よく聞く「SDGs」。
高校の授業で取り扱い、
テストで問われることもあるそうです。
しかし、「SDGs」が何か
曖昧な方も多いのではないでしょうか?
「SDGs」って??
SDGs(エスディージーズ)とは、
「Sustainable Development Goals
(持続可能な開発目標)」の略称です。
2015年9月の国連のサミットで採択された
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された
2030年までの国際目標です。
「地球環境に配慮をしながら、
世界の全ての人が平等に扱われ、
平和な環境で経済的に自立している世の中を
実現するための目標」の実現により、
地球上の誰一人取り残さない世界を目指しています。
つまり、世界にいる人は平等であり、
みんながそして環境が平和であるために
守るべきルールのことです。
では、誰が守らなければいけないルールか。
それは、私たち一人ひとりです。
まずは、「SDGs」について学び、
「SDGs」を自分ごととして捉えていきましょう。
では、もう少し詳しく見ていくと
持続可能な開発目標とは何でしょうか?
それは、これからの世界で生きていく人々や
生き物が安心して暮らしていけるように、
今を生きる人々が、「社会」「経済」「環境」の
3つの領域について考えながら進めていく目標のことです。
消費社会から持続可能な社会への変革を目指し、
発展途上国や先進国は関係なく、
すべての国と人類に共通した目標となります。
日本での取り組み
皆さんがよく利用する『スターバックス』では、
日本およびグローバル全体で、
2030年までに廃棄物・CO2排出量を
50%削減する目標を掲げ、
「Reuse(再利用)」「Recycle」を含めた
様々なアングルから、使い捨てプラスチック削減の
取り組みを進めていくようです。
気づいた方も多いかとは思いますが、
最近では「紙ストロー」での提供がされています。
また、ただの「紙ストロー」ではない
森林保護や労働者や地域社会のことまで考えた
FSC®認証紙を使用しています。
また、こちらも全国にある『ファミリーマート』では、
「食の安全・安心、地球にも優しい」の一環として、
この4月から「ファミマフードドライブ」を全国に展開しています。
これは、家庭で余っている食品を
ファミリーマート店舗に寄付し、
地域の自治体やNPOを通して支援が必要な方に
提供する取り組みです。
地域の人々の支援に繋がるだけでなく、
家庭のフードロスも削減できるという取り組みです。
さらに、地域に密着した
「ファミマこども食堂」なども展開しており、
地域に寄り添い、ひとりひとりと家族のように
繋がっていく活動を続けてい流ようです。
他のコンビニでも
食品ロスを防ぐ取り組みが行われています。
このように、急速に進む「SDGs」の取り組み。
大企業や行政だけが頑張るものではなく、
私たち一人ひとりが意識して
当たり前になる世の中を目指していかなければなりません。
多角的に見る「SDGs」
しかし、課題を闇雲に解決していくことが
「SDGs」につながるとは言い切れません。
例えば、海外で生産されている布製品。
日本では安く買うことができますが、
そこには子どもたちが労働力として
働かされています。
それを防ぐために、
私たちはその製品を購入しなければいい。
買う人がいなければ、商品は作られず、
子どもたちが働く必要がなくなるから。
果たしてそうでしょうか?
確かに、労働力として
子どもたちが使われることはありません。
しかし、そうなれば
子どもたちはお金を稼ぐ場所がなくなり、
生活が困窮してしまいます。
このように、
何か一つを解決すれば
全部丸く収まるわけではないのです。
物事はいくつかのことが
絡み合って存在しています。
この例では、貧しさを解決しなければ
意味がないのです。
ただ単に、学校の授業で
「それぞれのルールがこうだ」ということだけでなく、
世の中で起きていることは繋がっているということも
子どもたちに伝えていく必要があります。
今後も授業や試験で取り扱われる
テーマやワードなども
このブログで紹介していきたいと思います!!!
ぜひ、チェックしてくださいね!