『2021年度 第一回基礎学「英語」の問題分析(4)』
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さて、本日の分析は、大問6の長文問題です。
長文の中では最も解きやすかった問題だと感じました。
ですが、タイトルを考える問題や内容を理解できていなければ
解けないような問題もありました。
具体的に見ていくことにしましょう。
大問6 長文問題
次の英文は、日本の学校に興味を持っている海外の子どもたちに向けて、中学生のたけしさんが学校のホームページ上に載せた文章の一部である。これを読んで、(1)〜(3)に答えなさい。
という、海外の子ども向けの日本の学校の特徴の紹介文です。
テーマとしては興味深いものではありますが、ベタな内容とも言えます。
(1)次の英文は、本文中から抜き出したものである。この英文を入れる最も適切なところを、本文中の( ア )〜( エ )から選びなさい。
Do you have any questions?
「何か質問ありますか。」
この質問に対して相応しいものは限定されます。
すぐ後ろに、“If you have, please send us ab e-mail.”
あることで明らかになっている「エ」が答えですね。
(2)たけしさんが書いた文章のタイトルとして、最も適切なものをア〜エから選びなさい。
ア:My Favorite Time at School
イ:My Favorite School Lunch
ウ:My Favorite Cleaning Ways at School
エ:My Favorite Students and Teachers
これは、解答の根拠となる部分が3箇所ありました。
2行目の “I will introduce lunch time and cleaning time in my school.”
という 2種類の “time” を提示している点。
そして、2段落目と3段落目に同じく、
“lunch time” と “cleaning time”
から紹介文が始まる点です。
答えは、「ア」となりますね。
(3)次の英文は、ウェブサイトの記事を読んだフィンランドの学生から届いたメールの一部である。あなたはたけしさんに代わってメールを返信しようと思います。四角の内容について、①・②は日本語の内容を伝える英文を書き、③は内容に合う文となるように(本文中の内容以外のものとする)、下線部に適する5語以上の英語を書きなさい。ただし、符号は語数に含めない。
<フィンランドの学生からのメールの一部>
I didn’t know that you clean your school. We have never cleaned our school in my country. I’m sure your school is clean. Please tell me more about cleaning.
<メールへの返信>
Thank you for your e-mail. Cleaning is an important part of our school life.
① 掃除をすることは勉強することと同じくらい大切である。
② 掃除から多くのことを学ぶことができる。
③ I learned that .
If you have more questions, please write an e-mail again. Thank you.
はい、設問文は長めになっていますね。
ですが、なんのことはありません。
いつもの条件英作文の形を変えたものです。
基礎学の条件英作文は、どちらかというと
『学んできた英文法を、使いこなして表現できるか』
に重きを置いているイメージです。
変に怯えることも驚くこともなく、
学んできたどの英文法を使えば言い表すことができるかを考えれば、
それでOKです!
まずは、①を考えてみましょう。
“as ~ as” を用いた比較の文ですね。
“Cleaning is as important as studying.”
で十分ですから、これは楽勝。
次に、②は2パターンの英作文が思いつきますね。
“Cleaning teaches us a lot of things.”
“We can learn a lot of things from cleaning.”
などでしょうかね。
どちらにしても難易度は高くはありません。
そして最後の③。
“I learned that …” と与えられているので、
「どんなことを学んだのか」と伝える文を考えると
英作文と言えば、という “it構文” が思い浮かぶことでしょう。
” ~ it is good for us to clean our own classroom every day.”
” ~ it is important for us to help each other.”
などが書けるといいですね。
くれぐれも、本文の内容からどんなことを伝えられるか、
ということよりも
「自分の知ってる英文法の中でこの問題に該当する表現はどれか?」
と、考えを切り替える方がベターと言えるでしょう。
基礎学の英作文の作りは、基本的にはこの考え方で十分対応できますから!
大問6 考察
大問6に関しては、目新しさもなく
ごくごく標準〜やや容易と言えると思います。
英語を得意教科にしている生徒にとっては、
この問題に関しては満点を狙いたいところです。
さて、明日は最後の分析となる大問7の長文です。
長いので分析のしがいがありますね〜。
しかも、テーマが非常にイマドキっぽいのです!
学校