『1位アメリカ、2位中国、3位日本!?』
大学さ入試共通テストまで、あと151日!
公立高校入試まで、203日!
東京2020オリンピックが閉幕し、
これからパラリンピックが開幕となります。
オリンピックの方では、
アメリカが39個の金メダルで第一位。
中国が38個で第二位。
そして日本が27個の過去最高個数で第三位という結果となりました。
実はこの順位、ある順位と重なるのです。
お気づきでしょうか?
そうです、GDPの順位と同じなのです。
上の動画は、非常に興味深い推移を視覚的に表してくれています。
現在、世界的にも日本国内でも考え直されてきている「働き方改革」。
労働時間を厳密にし、働いた時間に対してその対価を支払うように
日本は改善の方向に進み出しました。
このことにより、日本人の一人当たりの労働時間は
毎年のように減ってきています。
では逆に、労働時間が減ることで増加したプライベートの時間を
日本人はどのように過ごしているのでしょうか?
このデータをご覧ください。
日本人の社会人の平均学習時間は、約6分です。
これはあくまで平均ですから、大多数の0分がいて
ならした状態で6分となっているはずです。
例えば、99人が住む村にある1人の若者が移り住んだとしましょう。
この村人の毎日の平均学習時間が0分だとしましょう。
そしてこの若者が10時間(=600分)だとすると、
100人の合計平均学習時間は600分となり、
平均を出すために100人で割ると、
一人当たり6分という結果となります。
こういう場合は、平均値の意味はあまりありません。
中学数学や高校数学でも必須となる
「統計」の単元で学ぶ「中央値」の考え方が
役に立つようになるでしょう。
数学で学ぶ知識であっても、
メディアで発表される情報を読み解くには
必要になる場面も多くなります。
このコロナ禍でテレビや新聞、ネットや書籍などで
提示される数値的なデータも、
統計的なデータの読み取り方をすれば、
全く意味のないデータを提示していることもあります。
母数がいくらなのか。
他の疾患と比べるとどうなのか。
昨年比はどうなのか?
平均値や中央値、代表値はどうなのか?
発表されているデータを正確に読み取るリテラシーを
受験勉強を経て、生徒たちには身につけていってもらいたいものです。
知らなければ意図的な数値データに
印象操作されてしまう可能性もありますからね〜。
知らないということは、
怖いことですから。。。