『挑戦をしたからこそ!』
大学入試共通テストまで、あと305日!
公立高校入試まで、358日!
コロナ禍という誰も予想しなかった、
そして人類史上誰も経験したことのない状況下での
高校受験の合格発表を初めて迎えました。
塾講師になって19年。
今年ほど合格発表日に生徒たちからの連絡を
緊張して待ったことはありません。
朝9時からスマホの前にスタンバイをし、
LINEが鳴るのを今か今かと待っていました。
立て続けに嬉しい報告が入ってきます。
「城東、合格しました!」
「理数科、受かってました!」
「国際英語、諦めなくてよかったです!」
志望校を何度も諦めそうになった生徒たちもいます。
もうダメだと、一度や二度くらいであれば心が折れた子たちもいたでしょう。
眠い目をこすりながら、まだ15年という人生の中で
最大のプレッシャーを感じながら机にかじりついた者もいたことでしょう。
最後の最後まで諦めず頑張りましたが、
志望校の出願変更後に、突如として大幅に点数が伸びた生徒もいます。
最後の最後まで諦めることなく、
勝てない勝負と分かっていながら、自分の可能性を信じ抜いた生徒もいます。
挑戦をしたからこそ、
悔しい思いも味わいました。
挑戦をしたからこそ、
最高の瞬間も味わいました。
挑戦をしたからこそ、
どんな景色であっても見える風景がありました。
受験はドラマです。
親と子と学校と、ときどき塾講師が絡む
子どもたちの成長を描いたヒューマンドラマです。
小さな塾がたたき出した大逆転合格も
ドラマのストーリーには欠かせません。
今年は、熾烈を極めた城東高校に9名全員が合格しました。
城南には1名、市高には理数科が1名、
オーバーの多かった普通科には4名が合格しました。
北高の国際英語には、2名。
普通科には1名が合格しました。
しかし、今年一番の倍率となった城北高校には、
1名が合格し、1名が不合格という結果となりました。
塾生たちは全員、一人残らず「挑戦」をしてくれました。
足らなかったのは唯一、じゅくちょーの指導力です。
こんなに嬉しい日はないにもかからわず、
こんなに寂しい日もない矛盾が塾という仕事なのですね。
全員の想いを背負って、また一歩前へと進んでいきます!