『つばさ』は演習塾です。
そして、スタッフが全ての採点を行う、
超アナログで面倒くさいことを行う塾でもあります。
採点をすると、生徒の答え方が分かります。
答え方を見れば、「理解できているかできていないか」が
手に取るように分かるから面白いものです。
では、理解できている状態とはどのようなものなのでしょうか?
- 12月の冬休み前に、移転が決定しました!
- 移転に伴い、若干名の生徒募集(現在55名待ち)を行います。
- 来年度の春期講習会からのご入塾のご予約は10名(仮)の予定です。
- 日本史と世界史が大好きな図書館司書さん!一緒にスタッフとして、塾に図書室を作りませんか?
理解できているなら、何ができる!?
例えば以下のようの問題文を見てください。
同じ質量の小球を、同じ高さで傾斜の異なるなめらかな坂から、静かに手を離し転がした。この時の速さを測定する実験から、後の問いに答えよ。
この問題文は一見して重要でないような気がします。
重要なポイントとしては、
「同じ質量」「同じ高さ」「傾斜が異なる」の部分です。
ですが、生徒に黄色の下線部がどういう意味であるかを
質問すると、答えられないものも出てくるのです。
問題文には条件が示されている!?
どれだけ演習しても伸びないタイプの生徒は、
このような問題文の条件を読み飛ばし
答えだけを貪るように埋める解き方をするタイプです。
書かれている文章を読もうとすることなく、
解答を埋めることだけに猪突猛進し、
得られる条件を完全に無視することは
「読み解く」という視点からはかけ離れた解き方となるでしょう。
たった一言で問題の意味がガラリと変わる?
「汗をかきながら、彼は仕事し続けた。」
「冷や汗をかきながら、彼は仕事し続けた。」
「手に汗握りながら、彼は仕事し続けた。」
これらの文章の印象が全く異なるように、
たった一言の条件が違うだけで、
伝えたいこともガラりと変わるものです。
読解とは、「読み解く」こと。
『読むこと』の重要性を意識せずして
問題を解くことは愚か、点数を伸ばすための学習などは
不可能に近いことなのです。
生徒たちには、『たった一言』という意識ではなく
『その一言こそ』という意識で、
言葉を咀嚼してもらいたいものですね!
ちゃん♪ちゃん♫
2020年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。