小論文指導や志望理由書作成の指導では、
大学側が何を測定しようとしているかを
知っておくことはとても重要なことです。
国語の鉄則でもある、
「問われていることに対して正確に答えること」。
試験を通じて、何を問おうとしているかを
掴んでおかなければ、見当違いの志望理由書や
小論文を書く羽目になってしまうのです。
- 9月10日(木)−14日(日)は、夏期スタッフ研修にて休講と致します。
- 9月12日(土)は、小〜中学生対象全国模試を実施します。
- 8月度、座席が数席確保できました。キャンセル待ちの方を優先でご連絡差し上げます。
- 9月20日(日)−21日(月)は、単語帳丸暗記講座を振り替え実施します。
何を測定しようとしているのか!?
大学入試のこれからのトレンドにもなるであろう、
AO入試や推薦入試。
国の方針としても今後全入学生に対して
学力を課さない入試の割合を4割近くにまで
持っていくという方針を打ち出しています。
大学側は、学生の何を測定したくて
推薦型の入試をしているのでしょうか?
このことの理解がズレてしまっているならば
対応ができなくなってしまうでしょう。
そもそもの理由とは!?
大学側は、筆記試験では測定困難な
「優れた資質・能力」を有する受験者を
選抜することが目的で、AO/推薦入試を実施しています。
例えば、広島大学教育学部のアドミッションポリシーは
- 高等学校での基礎的・基本的な学力を幅広くきちんと身につけ、
自ら考え学ぶ意欲を持つ人
- 広く人間の心や教育または初等・中等教育における各教科に
強い興味・関心・情熱を持つ人
- 自らの問題意識に基づいて、主体的に学修や研究を遂行し、
物事に多面的、想像的にアプローチする人
- 子どもを愛し、将来教員になることを希望する人、または
大学院に進学し、研究者や専門家になることを目指す人
とあり、AO/推薦入試で求める人材像について
ズレることはありません。
具体的にどのような能力を測定しようとしているのか!?
とある調査によると、学部を問わず
共通して必要とされる資質として
- 論理的思考力
- 探究心
- 発想力
が挙げられている。
文系学部であれば、
- 文章表現力
- 読書力
が強く求められるに対して、
理系学部では
- 数理能力
が特に要求されている結果となっている。
すなわち、推薦型の入試を突破するには
単純に今までの目立った活動も評価されることもあるが、
その活動等が大学側が求める能力に合致しているかが
重要になってくるのです。
自ずと、小論文で測定されている部分は、
その大学のアドミッションポリシーに合致する部分です。
このことを調べずして推薦入試に望むなら、
大怪我をする羽目になりかねませんよ!
ちゃん♪ちゃん♫
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