かつては、じゅくちょーはまぁヒドい男でした。
おそらく、学生時代の級友からは信頼されてもいないでしょう。
その証拠として、普段一緒に遊ぶような学生時代の友人は一人もいません。
ですが、妻と出会って私の人生は一変したのです。
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
人が変わっていくための3条件!
人は、人生において様々な場面に立たされます。
後輩や部下、従業員や家族を持つ機会があるでしょう。
立場として上の役割を担うとき、仕える人たちに成長してもらいたいからこそ、『変わってほしい』と願う場面もあるはずです。
このとき、「人は変わらないし、変えられない」「変わるべきは自分」という言葉は本当でしょうか?
もちろん、これらの言葉もある一定の真理であることは間違いありません。
ですが、ある条件を満たすとき、私自身も変わっていきました。
- 信頼
・行ったことを実行している人から言われる
・頭ごなしの正論ではなく、必然性を伝えられる - 有益
・変わらないことのデメリットでは変わらない
・変わったときのメリットを伝えているか - 愛
・相手のことをどれだけ忍耐し待てるか
・相手のことにどれだけ共感し、伴走できるか
信頼のある人から伝えられる
例えば、「整理整頓は常にしていた方がいいよ」と部下に指導する状況を考えます。
部下としては、整理整頓を全くできていない上司から言われても、納得もできないどころか反発しか感じません。
反面、完璧に整理整頓を常に心がけている上司から言われても、「あなただからできているのでしょ」と、やっかみから素直に聞けないこともあります。
人は、思った以上に「正論」や「正義」から変わっていくことは難しいのです。
ですが、完璧な上司からこのように伝えられればどうでしょうか?
「昔はね、私も全く整理整頓ができなくて、自分の仕事をこなすことだけでてんてこ舞いだったの。
でも、そのときの上司にこんなことを教わったんだ〜。
『世界の先進国のビジネスパーソンの残業について調べた研究があってね。
日本のビジネスパーソンは、年間150時間も「探し物」に使っているんだって。
書類がない、ピンクの蛍光ペンがない、スティックのりがない、保存したはずのファイルがパソコンから見つけられない、電話を掛けようとしたら連絡票がない……
生産性が全くない「探す」という行為に、多くの時間を費やしていることが分かったんだ。
1日8時間労働だとして、約19日分。
年間勤務日数が250日だとすると、1日平均36分も探し物をしている計算だ。
もしこの時間を1日平均6分に短縮できたら、毎日30分も残業を短縮できるんだ。
どうだ?
整理整頓してみて、浮いた時間で一杯飲みに行かないか?
おごるぞ〜!』ってね。」
伝え方で、印象は全く変わってくる!
行動を変えてほしい場合には、伝え方を工夫することで全く違った印象になります。
このように伝えてもらえれば、「おお、ほなやってみよう」と行動を変えられるかもしれません。
次に、人はあまりデメリットに対して、行動を変えることに繋がらない点を考えてみましょう。
仮に、デメリットが人の行動を変えていく起爆剤となるなら、ダイエットも生活習慣病も問題とはならないですよね?
「〇〇しなきゃ、××になっちゃうよ!」という、一種の脅し文句は幼い子には効果的ですが、自意識が芽生えた年齢からは、あまり効果はありません。
なぜなら、デメリットと分かっている行動にも何らかのメリットを感じているからこそ継続しているからです。
例えば、タバコやドラッグなどがいい例でしょうか。
好ましい行動へと変わってもらうためには、変わった先の現状のメリットよりも大きなメリットを提示しなければなりません。
それを具体的に伝えると同時に、先の大きなメリットを味わえるように持っていき、欲しくさせることが大切です。
しかし、このメリットはモノで釣るような物質的なものでは効果もそれほど期待できません。
モノであったとしても、その『モノで』どんなことが楽しめるか、『モノを使って』その先のメリットが味わえるものでなければなりません。
メリットのキーワードは、『より楽』であること。
より大きな「楽さ」と「楽しさ」が、人間の行動の原点ですから。
最後は、言わずもがなの『愛』です(笑)
愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。(聖書:コリント人への手紙I 13:4〜8)
ちゃん♪ちゃん♫