早速ですがクイズです。
高速道路で大事故が発生しました。
運転していた父親は即死、頭を強く打った息子は緊急搬送。
脳外科医の権威の医師の大学病院に運びこばれた。
同様の状況と症状のオペを難なくこなしてきたその権威の医師。
少年を一目見るなりこう言いました、「私には執刀できません!
この患者は私の息子です。。。」
この医師と息子の関係を考えよ。
ここでページをスクロールするのを少し止めて、自分の中での答えを見つけてみてください。
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
偏見や偏った考え方を、自分は持っていないと思い込んでいませんか?
私は自身の子どもに対して「アホ」だの「バカ」だのという言葉を使う気にはなれませんし、使う意味がわかりません。
ましてや、妻になど考えられません。
(妻が私に使うのは理解ができるので、いいのですけども(笑))
人は育った国や地域、環境などで、「常識」が植え付けられます。
そして、その「常識」のほとんどは、『言葉と行動』によって育まれます。
これらは習慣だからこそ、「善悪の判断」が着きづらくなってしまいがちです。
無意識に言葉に現れる差別意識
日本人の好ましく無い「習慣」で、「謙遜」があります。
自分を誇張しないと言う美徳でもありますが、自分はまだしも身内を卑下することは無いでしょうか?
そして、他者の前で嬉しそうに微笑みながら「うちの子はほんとダメで、バカなんですよ〜、オホホホ。」と言う言葉を、子どもの前で発している方もいます。
これも決して悪気があるわけではありません。
ですが、子どもの心をズタボロにしかねない言葉でもあります。
医師という言葉では、女医という言葉は使っても男医という言葉は変換しても出てきません。
女教師や、女弁護士なども同様かもしれません。
これらが無意識だということも、驚くべきことなのかもしれません。
自分が「バカ」「アホ」「できない」と思い込む弊害
お気づきになったかもしれませんが、冒頭のクイズの答えは非常に簡単でシンプル。
ですが、無意識の思い込みや偏見が、その答えを阻害します。
『脳外科医の名医は母親』であるという解答です。
いかがでしたでしょうか?
これが思い込みの怖さです。
自分がバカだのアホだの言われ続けて、本当に自分がそうだと思い込めばどうなるでしょうか?
思い込みのすり込み効果は、非常に強くなかなか呪縛は解けないものです。
嫁の尻に敷かれるという表現も、一種の偏見なのかもしれませんがね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫