国語の読解問題では、本文を読む力以上に
設問を読む力が点数の差を生むことがあります。
設問にはヒントが隠されています。
今日はそんなお話しをしていきましょう!
【設問】
「タカシは頑固に言い放った」 とありますが、
ここのでのタカシの気持ちとして最も適切なものを、
次のア〜エの中から1つ選び、その記号を答えなさい。
ア)「俺」に記憶力を疑われたことを心外だと思う気持ち
イ)それだけ自分にとって印象深かったのだと強く主張する気持ち
ウ)とぼける「俺」になんとか過去を思い出させようと苛立つ気持ち
エ)確信は持てないが、信じるものを失いたくないと思う気持ち
本文がない状態でこの問題が解けるでしょうか?
もちろん、本文を読んだ上で解答を根拠を持って
答えを選びとらなければなりません。
しかし、設問の中にあるヒントを
絶対に読み取ることが必要です!
「タカシは頑固に言い放った」
頑固に ということは、
どういう思いを込めた表現でしょうか?
頑固=「自分の意見を変えたくない」現れ
頑固=「自分の意見を譲りたくない」現れ
という直接は書かれていない、
『っていうことは〇〇』
を読み取っていくのです。
では、これを読み取った上で選択肢を見てみましょう。
ア)「俺」に記憶力を疑われたことを心外だと思う気持ち
イ)それだけ自分にとって印象深かったのだと強く主張する気持ち
ウ)とぼける「俺」になんとか過去を思い出させようと苛立つ気持ち
エ)確信は持てないが、信じるものを失いたくないと思う気持ち
もう一度。
頑固に=「自分の意見を変えたくない」現れ
頑固に=「自分の意見を譲りたくない」現れ
ア)心外だと思う気持ち
イ)強く主張する気持ち
ウ)苛立つ気持ち
エ)失いたくないと思う気持ち
あれっ!?
イ)っぽくない!?
これが読解解法テクニックというものです。
これが全てというわけでなく、
これで100%解けるわけではありません。
しかし、確信を持って答えを選ぶためには
設問の言葉の隅々に神経を研ぎ澄まして
「なぜ、この言葉を設問に書いているのか?」
という視点を持って解いてほしいと思っています。
まぁ、最近は本文全体に目を通さなければ
解けない問題が増えてはきているのですがね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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