そもそも、
一般的に動物には集中力は存在しません。
なぜなら、何か1点に集中することで
狩られる可能性が多いにあるからです。
では、人間には『なぜ』
集中力が備わったのでしょうか?
答えのある問いではありませんが、
私はこう考えます。
好奇心があるから、と。
人間は、何かに対して、
「知りたい」という好奇心があります。
そうすると、
観るようになり、
聴くようになり、
嗅ぐようになり、
味わうようになり、
感じ取るようになります。
そう五感をフルに使おうとします。
この五感の高まりこそが、
集中力を生むのだと私は思うのです。
そしてまた、人それぞれに
知ろうとするときに使う五感の部分は
様々であると思うのです。
例えば、
観ることで知ろうとすると
観る力が高まり、観る集中力が強められます。
聴くことで知ろうとすると
聴く力が高まり、聴く集中力が強められます。
こういった具合に、
観る力・聴く力・嗅ぐ力・味わう力・感じ取る力が
高まった結果が集中力という能力なのではないかと。
しかし、その土台は
『好奇心』です。
決して、『知ろうとしていないとき』に
集中力が高まらないのはそういう訳なのかも
しれませんね。
では、
その好奇心はどう高めれば良いのでしょうか?
ご心配なく。もともと好奇心は
マックスの状態で誰しもが生まれてきます。
ただ、その好奇心を
「強制」や「命令」という名の鎖で
締め付ければ、好奇心は弱まるでしょう。
幼少期から子どもを伸び伸びと自由に育て
好奇心の芽が勝手に伸びていくままに
体験をさせ、経験を積ませ、
試行錯誤をさせ、思考実験を積ませる。
こうやって、好奇心を大きく広げることで
五感をフルに高めることで集中力を強めた子どもは
学習においても何においても
大きな結果の差を生み出すのでしょう。
ですが、
制約と条件が与えられることで
もっと研ぎ澄まされた集中力も
磨かれるとは思うのですがね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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