昨日に引き続き、英語の考察を。
残りは長文3つです。
端的に申し上げると、
従来型の英語学習法では解けない
と断言できるかもしれません。
ですが、難しいわけでもないのです。
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。
大問5:中学生とALTとの対話文(106語)
長文といっても、106語。
ALTのジョシュア先生の家族が日本に来るとのことで、
弟と同じ歳の中学生のけんじに相談している内容です。
(1)は、対話が成り立つように、①[ old ]、と②[ first ] を使って、2〜3語の英語を加えて英文を作る問題。
① “[ old ] your brother?”
こう来たならば、“[How old is ]”しかないですよね?
② “My brother will come to Japan [ first ].”
これは、問題が2〜3語という指定だとすると難しくなります。
ですが、4語でも大丈夫なようですので問題ミスですね。
「初めて」という意味の “for the first time” でOKです。
(2)は、適文補充問題。
“Joshua wants some advice from Kenji because ( ).
ア: Kenji is as old as Joshua’s brother
イ: Kenji likes taking pictures
ウ: Kenji went to Osaka and Kyoto last week
エ: Kenji will take Joshua’s family to Osaka
ポイントは、”because ~” です。
「〜なので、ジョシュアはけんじからアドバイスを欲しがっている。」
この文につなげるなら、「ア」となりますね。
(3)は、最近の徳島の新傾向英作文。
お勧めするものを2種類用意し、それぞれの条件をお勧めする理由とし挙げさせる新タイプの条件英作文です。
「進める場所と駅からの行き方、2つの理由を25語以上40語以内で書きなさい。」
まぁまぁ、例年ですがまぁまぁ大変な内容です。
あさひ城 | バスで約20分 |
・近くに美しい公園がある。 ・こだま市の歴史を学ぶことができる。 |
へいわ文化村 | 徒歩で約5分 |
・古い家がたくさんある。 ・和菓子(wagashi)作りを楽しむことができる。 |
この条件を見て、書きやすい方を選ぶのがいいでしょう。
まずは、
“I think (that) you should go to Asahi Castle / Heiwa Bunkamura.(9)”
で無難に初めておきましょう。
次に、簡単に書くなら
“You can go there by bus / on foot.(16)”
“It takes about twenty minutes / five minutes.(21)”
と、交通手段とかかる時間を分けるとすっきり簡単に書けます。
この時点で21語ですから、あとはシンプルに理由を2つ書いていくだけです。
“There are some beautiful parks(/ many old houses) near it(/ there).(28)“
ここで気付くのですが、同じ表現で理由をお勧めできることが分かりますね。
最後は、
“You can learn the history about Kodama City / enjoy making wagashi.”
このように見てみると、「案外簡単なんだ!」と感じませんか?
解き方が分かっていれば、無理難題をあなたに突きつけている訳ではないのです。
基本英文法の「型」に当てはめて英作するだけで簡単に書けてしまします。
それはなぜか?
完全に自由に書かせると、採点が難しいからに他なりません。
記述の採点は本当に大変な作業なのですから!
よく「英作は伸ばすのが難しいですから」と
さも知っているかのようにお伝えされることもあるかも知れませんが、
基礎学の英作文程度のレベルであれば、
傾向と対策で十分に対応可能なのです!
連日ちょっと忙しすぎる!
体験生と面談が連日入っており、
時間がブログに割くことが難しくなってきました。
今日はここまで。
細かく刻んでいきます!
ちゃん♪ちゃん♫
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