今日で2019第二回基礎学英語の問題考察は最後です。
中学生のけいすけさんが、町の子ども議会に参加したときのことを英語の授業で発表した英文です。
語数は、425語!
最後の最後でがっつり長文が待ち受けており、生徒は焦ったかもしれません。
ですが、ほとんどの生徒は時間が余ったと言っておりましたが(笑)
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
問題数は6問、日本語で記述する問題がなし!?
今回の基礎学では、珍しく日本語で答える問題が1問もありませんでした。
簡単さが伺えますね。
本当に難しかったのは、条件英作だけだったように感じます。
(1)は、「英文挿入問題」。
“It was very exciting” for me to talk with the mayor.”
この文章「私にとって町長さんとお話しすることは、とてもワクワクするものでした。」を文章のア〜エのどこに挿入するかを考える問題。
難易度は、普通。
文章の前後関係から判断すればいいだけですが、文章を訳すだけ訳して大まかな意味を要約できない生徒もいます。
要約力は、そのまま読解力に繋がります。
高校に入っても、要約力がなければ学習においてつまづくことが非常に多い!
要約力を鍛える教材等も塾にはありますので、本質的な学力を鍛えたい方はお声がけください!
英問英答問題は、難しい!?
(2)-(a) : Does Keisuke’s father help small children living in his town?
「けいすけのお父さんは彼の町に住んでいる子どもたちを助けていますか。」
(2)-(b) : What does Keisuke want to be in the future?
「けいすけは将来何になりたいと思っていますか。」
まず(a)は、“Does”から始まっています。
be動詞やdo, does, did, can などの助動詞から始まる疑問文は、Yes/No で答えますね。
お父さんが、子どもたちを助けているのかどうかを長文内で判断しましょう。
時間がないときは、“help” と “children” という単語だけを探して、該当箇所を読まずに探すと時間短縮にはなりますが、オススメはしません。
残り時間がない時にだけのテクニックです。
次に(b)は、けいすけの将来なりたい職業ですから、職業にまつわる英単語が書かれた文章を見つけましょう。
答える時に、“He want(s) to be a ~.” の三単現の(s)や冠詞の(a)を忘れないことが大切です。
難易度は、二つとも簡単です。
(3)は、少し新しいタイプの問題!?
本文の内容に合うように、次の英文の( )に最も適するものをア〜エから1つ選ぶ問題。
Keisuke went to the library with Saki and ( ).
ア they interviewed some people working there to learn about their town
イ they found some books for the next civics class
ウ they were looking for some restaurants and shops in the town
エ they learned about their town and made some questions
まず、アは「彼らはそこで働く人たちに、自分たちの街について学ぶためにインタビューしました。」
それっぽい文章です。
イは、「次回の公民の授業のための本を探しました。」
これも、それっぽいです。
ウは、「街のレストランとお店を探していました。」
明らかに違う(笑)
エは、「彼らは自分たちの街のことを学び、質問をいくつか作成しました。」
う〜ん、これもそれっぽい。
このように、選択肢だけを読んでも答えが微妙な問題ほど、何度は高くなります。
当たり前のようで当たり前ではないのが試験の面白いところです。
テクニック的には、(3)ですので長文の中盤に問題の答えがある場合が多いです。
現に、4段落目を読めば答えが分かります。
答えは、エなのですけどね。
(4)は、ライト目の条件英作文!
会話の流れから、( )でけいすけさんの父はどのような質問をしたと考えて英作文をする問題です。
ちなみに答えの文は以下の通り。
“Right. Next. ( )?”
I answered, “48,000?”
He said, “No. There are about 34,000 people in our town.”
答えの文を見ると、街の人口を尋ねていることが分かりますね。
「何人の人が私たちの街にはいますか?」
これが書ければ、オッケーです。
“How many people are there in our town?”
“How many people does our town have?”
完全に中1の英文法レベルですね(笑)
(4)は、感想(要約)文!
けいすけさんの発表を聞いたみずきさんの感想文を、完成させる問題です。
ポイントはそれぞれ2語をしようすること。
I learned a lot about our ( a ). People there do many things for us. Keisuke really thinks about our town. He tries to do something for our town. I also want to think of something to make our ( b ).
(a)は、直前に “our” があることに気づかないと、“children’s council” と入れてしまうかもしれませんね。
答えはもちろん、“town council” です。
(b)は、前に “make” があります。
中3になって、“make” を見た瞬間に “make A B” の文法が思い浮かばなければアウト!
“~ make our ( town )( better ).” となりますね。
ラストは、正誤問題で締め!
本文の内容に合うものそ2つ選ぶ問題。
ア The number of people in Keisuke’s town will be larger in the future.
イ Keisuke’s father wanted Keisuke to go to the library before the Children’s Council.
ウ Some elementary schools in Keisuke’s town aren’t new and there aren’t enough parks for children.
エ Keisuke’s father works in the town as a member of the town council.
オ Keisuke wanted the mayor to make more school in his town.
カ After the Children’s Council, Keisuke thought about his future a lot.
まず、アは「けいすけのの町の人口は将来増加していくだろう。」
まぁ、今の時代なさそうな雰囲気(笑)
イは、「けいすけの父はけいすけに子ども会議の前に図書館に行って欲しいと思っていた。」
内容次第ですね。
ウは、「けいすけの町の小学校の中には、新しくはなく子どものための公園も十分にないところもある。」
ありえそうな雰囲気。
エは、「けいすけの父は町の会議の一員として町で働いている。」
本文次第ですね。
オは、「けいすけは、町長さんに町にもっと学校を増やして欲しいと思っている。」
子どもが減っていっている中で、この考えは危うい?
カは、「子ども会議のあと、けいすけは自分の将来のことについてたくさん考えた。」
ありえそう。
でもって、本文と照らし合わせると、答えはウとカです。
いかがだったでしょうか?
3回にわたって英語の解説をしてみましたが、条件英作以外は基本易しい問題でした。
設問作りがやや本文を正確に読んでいなければ分からない問題でしたが、それは当たり前ですからね。
むしろ、この時代に設問の前後だけを部分的に読むことを推奨する塾があるとすると、それは危険です。
ふぅ、この調子で次回から国語の解説をしてみようかと思います(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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