2019年度 公立高校入試問題 数学大問5。
全国の公立高校入試の問題を分析している専門家も唸りました(笑)
新しい物好きの徳島県の入試作成者がやってくれましたねぇ!
早速問題を見てみましょう!
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
ラグビーと数学を絡めてみました!?
面白いでしょ?
学習指導要領が改革され、『日常生活に即した』問題に舵が切られています。
子どもたちが日常生活で想像できるものからのスタートとなる問題。
徳島県の問題作成者は、なかなか斬新な取り組みをしてくれました。
(1) は、「組み合わせ」。
ラグビーの試合と絡めた問題です。
難易度は易し目。
組み合わせ表を実際に書いても、樹形図を書いても手を動かせば解けます。
まだまだ、ここは序の口です(笑)
ラグビーと三角形と円の性質を絡めてみました!?
(2)-(a)は、「円の作図」。
単体で考えれば、3点を結ぶ円の作図です。
円の原義は、「中心から全て等しい距離の点を結んだ図形」。
このことを理解できていれば、 AとBの垂直二等分線と、BとP’の垂直二等分線の交点となるという答えに辿り着ける問題でしょう。
ですが、ラグビーを全く知らない生徒が多くいるのは間違いありません。
しかも、入試本番という状況も加算されます。
頭が真っ白になった生徒もいるかもしれませんね。
ラグビーのゴールキック位置の正当性を数学で証明!?
(2)-(b)は、『円の性質を用いた証明』。
このようなタイプの問題は、普段の学校生活の中では 解くことがないような問題です。
三角形の合同や相似の問題は頻繁に解くはずです。
ですが、この手のタイプは、今までの学んだ知識を 正に『活用』して解く問題です。
そして、与えられた図形から円周角の関係性、 三角形の内角と外角の関係性を見出していく、その場でのヒラメキも大切になるでしょう。
普段から、模範解答だけではなく 別の角度から問題を考察し、
「こうやれば別の解き方にならないかな?」
「この仮定を使っても答えを導き出せないかな?」
という実験的な思考を鍛えておくといいかもしれません。
徳島県のような、新しいモノ好きの出題傾向がある県は、 「福井県」と「和歌山県」です。
3県とも難易度としては決して難しくはないのですが、 「企業のCSR」や「iターン」や「Uターン」などの トレンドの言葉を出題する県です。
是非とも、他の教科も解いてみてくださいね!
「国語英語専門塾なんじゃ?」というツッコミはお控え下さい(笑)
ちゃん♪ちゃん♫