日常生活もそうですが、
漫画やアニメのセリフの中でも
少々難しい言葉の言い回しは
最近の作品の中には増えてきています。
「言わずもがな」
「片腹痛い」
「しそびれる」
このような言葉が、
否定を表しているのか
肯定を表しているのか、
はたまたプラスのニュアンスなのか
マイナスのニュアンスなのか、
理解できない子たちもいるのです。
今日は、そんなお話です。
感謝せずにはいられない!?
文章中によく出てくるような否定表現を
正確に理解できない生徒が増えてきています。
「感謝せずにはいられない」
→感謝しているのかしていないのか
「耐え難い痛み」
→痛みを感じているのかいないのか
「得難い経験」
→経験を得ているのか得ていないのか
もしこれを親御さんが
お読みになっておられるなら
近くにいるお子さんに
尋ねてみても面白いかもしれません。
驚くような返答があるかもしれませんよ(笑)
嘘のような本当の話なのです。
読んでるようで読めていないという実態が
毎日の授業では繰り広げられています。
否定の「ない」がない表現になると!?
さらに驚くのは、
明らかに否定表現とわかる合図となる
「ない」系
の言葉がなくなると
より顕著に意味の理解に不安が
現れ出します。
例えば、
「~しそこねる」
「〜そびれる」
などの表現です。
実際の小学生用の国語教材の中で
普通に本文で記載されている
表現集を次の項目で示してみます。
小4〜小6の本文内で書かれており、
このような意味が正確に理解できなければ
解答をかけないような問題となっています。
少し怖いかもしれませんが、
自分の国語力を確認してみてください。
否定表現、厳選7題!?
1)待ちかねる
(例:弟は遊園地に行くのを待っている)
2)やむをえない
(例:雨のため運動会は延期を無理)
3)書き損じる
(例:漢字を書き損じてしまった)
4)聞き漏らす
(例:先生の大事な説明を聞き漏らしてしまった)
5)言いよどむ
(例:質問されて言いよどんだ)
6)避けがたい
(例:台風の影響は避けがたい状況だ)
7)抜き差ししない
(例:抜き差ししない状況にあった)
いかがでしょうか?
このような表現がスムーズに
やっているのかやっていないのか
できているのかできないのか
理解できるようになることは
読解をする上では重要なのです。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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