さぁ、昨日に引き続き
説明的文章のランキングをお届けします。
説明的文章は、文学的文章作品に対して
被りで出典されている数が
かなり多くなっています。
今日は、そんなお話です。
説明的文章、出典第1位は!?
塾内でまとめたデータベースが
土台となっていることをご確認ください。
では、全国の公立高校入試にて
出典された重複数第1位の作品を
ご紹介いたします!
第1位:出典数14回
『対話をデザインする-伝わるとはどういうことか-』:細川英雄著
筑摩書房:2019/6/6
データによると、
13回は2020年度入試でした。
2023年入試で山梨県でも出典されました。
出題県は、
茨城県
岡山県
宮崎県
香川県
三重県
山形県
山口県
山梨県
鹿児島県
千葉県
東京都
徳島県
栃木県
福島県
昨日の文学的文章の出典と同様に、
複数県で同年に出題となっている作品は
その受験年度の年に発刊されているものが
ほとんどを占めています。
徳島県でも出典されていますね。
何かしら、国から推薦図書のリストなどが
ある中で策問をしていることが伺えます。
第2位、第3位は!?
続きまして、第2位の作品を
ご紹介いたします!
第2位:出典数6回
『知の体力』:永田和宏 著
新潮社:2018/5/16
データによると、
出題された年は全てが2019年度入試。
出題県は、
愛知県
三重県
鹿児島県
長崎県
福島県
和歌山県
やはりこの場合においても、
その年に出版されて話題となった作品が
出題されていることになります。
そして、第3位の発表です!
第3位:出典数5回
『増えるものたちの進化生物学』:市橋伯一 著
筑摩書房:2023/4/7
第3位:出典数5回
『植物はなぜ動かないのかー弱くて強い植物のはなしー』:稲垣栄洋 著
筑摩書房:2016/4/5
データによると、
「増えるものたちの進化生物学」は、
群馬県
秋田県
静岡県
石川県
和歌山県
で、全て20 24年度入試での出典。
ちなみに、基礎学力テストでも出典がありました。
「植物はなぜ動かないのかー弱くて強い植物のはなしー」は、
愛媛県
熊本県
滋賀県
石川県
島根県
で、島根県でのみ2020年度入試で、
それ以外は2017年度入試での出典でした。
第3位は両作品とも、
「ちくまプリマー新書」
からの出典となっていますね!
ランク外はどうなっている!?
では最後に、ランク外の作品もご紹介を。
第4位:出典数4回
『日本人にとって美しさとは何か』:高階秀爾 著
筑摩書房:2015/9/24
岡山県
大阪府
栃木県
北海道
第4位:出典数4回
『知的創造の条件』:吉見俊哉 著
筑摩書房:2020/5/15
愛媛県
山形県
神奈川県
兵庫県
第4位:出典数4回
『学びとは何か-〈探究人〉になるために-』:今井むつみ 著
岩波書店:2016/3/19
愛知県
香川県
静岡県
鳥取県
第4位:出典数4回
『何のための「教養」か』:桑子敏雄 著
筑摩書房:2019/7/5
愛媛県
千葉県
富山県
福岡県
第4位:出典数4回
『はじめての哲学』:藤田正勝 著
岩波書店:2021/6/22
長野県
島根県
奈良県
福島県
説明的文章では、
筑摩書房と岩波文庫の
二大巨頭と化していますね。
今後、読書をするのであれば
ちくまプリマー新書と
岩波ジュニア新書の
その年に発刊されてベストセラーとなっている作品を
選ぶといいことがあるかもしれませんね!
第5位からは、データだけのご紹介に。
【3回】
<徳島県公立高校入試出題作品>
『ヒトはなぜヒトになったか』:長谷川眞理子 著(岩波文庫:2006/11/22)
岩手県
埼玉県
徳島県(2016年度入試)
『なぜ科学を学ぶのか』:池内了 著(筑摩書房:2019/10/8)
熊本県
高知県
徳島県(2024年度入試)
<基礎学力テスト出題作品>
『読書の価値』:森博嗣 著(NHK出版:2018/4/10)
基礎学(19年度:第一回)
長野県
奈良県
『はじめての哲学的思考』:苫野一徳 著(筑摩書房:2017/4/5)
基礎学(22年度:第二回)
神奈川県
奈良県
『コミュニケーション力』:齋藤孝 著(岩波文庫:2004/10/20)
基礎学(17年度:第一回)
沖縄県
滋賀県
『ことばの発達の謎を解く』:今井むつみ 著(筑摩書房:2013/1/9)
基礎学(20年度:第二回)
滋賀県
島根県
<その他>
『論理的思考のコアスキル』:波頭亮 著(筑摩書房:2019/4/5)
宮崎県
石川県
兵庫県
『問う方法・考える方法-「探究型の学習」のために-』:河野哲也 著(筑摩書房:2021/4/8)
三重県
山口県
鹿児島県
『知ってるつもり-「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方 -』:西林克彦 著(光文社:2021/10/19)
長崎県
長崎県(二年連続)
兵庫県
『塑する思考』:佐藤卓 著(新潮社:2017/7/31)
滋賀県
秋田県
島根県
『植物のいのち』:田中修 著(中央公論新社:2021/5/19)
群馬県
広島県
富山県
『私たちのサステイナビリティ-まもり,つくり,次世代につなげる-』:工藤尚悟 著(岩波書店:2022/2/18)
山口県
秋田県
島根県
『科学と非科学その正体を探る』:中屋敷均 著(講談社:2019/2/13)
愛知県
群馬県
神奈川県
『ルビンのツボ芸術する体と心』:齋藤亜矢 著(岩波書店:2019/6/23)
宮城県
静岡県
北海道
『私たちのサステイナビリティ-まもり,つくり,次世代につなげる-』:工藤尚悟 著(岩波書店:2022/2/18)
山口県
秋田県
島根県
『まなざしの革命-世界の見方は変えられる-』:ハナムラチカヒロ 著(河出書房新社:2022/1/22)
新潟県
神奈川県
福井県
『ビッグデータと人工知能』:西垣通 著(中央公論新社:2016/7/20)
宮城県
福島県
兵庫県
『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』:山極寿一 著(毎日新聞出版:2022/4/30)
熊本県
高知県
福岡県
『2050年の地球を予測する-科学でわかる環境の未来-』:伊勢武史 著(筑摩書房:2022/1/7)
宮城県
佐賀県
大分県
『「今、ここ」から考える社会学』:好井裕明 著(筑摩書房:2017/1/5)
宮崎県
千葉県
鳥取県
という分析データとなりました。
ふぅ、長くなりましたね。
明日は、著者シリーズランキングを
お伝えしようと思います。
お楽しみに!
ちゃん♪ちゃん♫
いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!
校
じゅくちょーの共著としての書籍第二弾、
『11人の敏腕塾長がこっそり教える 地方名門国公立大学 合格バイブル〜親子で読むと勉強にすぐ結果が出る!〜』
が発刊されました!
徳島という地方の受験生たちが、情報弱者として受験に対して後手に回らないためのお役立ち本間違いなし!
ぜひ、お近くの書店やAmazonにてご購入し、お手にとってお読みいただければ幸いです!(2022.8.20時点:勉強法のカテゴリーで現在17位!)
そして、第一弾となるKADOKAWAから出版された、
『自学力の育て方』も絶賛発売中です!