便利な時代となりました。
今や「コスパ」や「タイパ」こそ
価値だと言わんばかりです。
情報過多社会となったことで、
その膨大な情報をいかに省き
ロスをなくすということ自体が
目的化しているように感じます。
今日は、そんなお話です。
楽しむことが目的化!?
漢字を覚えてもらうために、
とある先生がこんなことを考えたとしましょう。
「漢字を100回書けたスピードを競うゲーム」
おそらく、一定の効果はあるとは感じます。
そして、小学校低学年の漢字に関しては、
この方法も悪くはないのかもしれません。
ゲーム性があることで、楽しんでできる。
スピードを競うことで、競争心をたきつける。
しかしこの取り組みでは、
楽しむことが目的化してしまい
「何のために漢字を覚えてもらうのか?」
というそもそもの目的が
あまりよくわからなくなってしまいます。
じゅくちょーならどうやる!?
じゅくちょーが漢字を覚えてもらうための
授業の中での施策を考えるとすれば、
「漢字の意味推測ゲーム」
となるでしょうか。
まずは、部首や辺のつくりから
ある程度の意味が分かるものからスタートし、
徐々に「なぜこの部首や辺を用いているのか?」
という複雑なものへと移行し、
最終的には熟語として組み合わさった時に
どのような意味や働きになるのかを
スピードで競って推理するゲームとするでしょう。
これだと、ゲーム性も高く
スピードを競うことも達成でき、
なおかつ、漢字の部首や辺への意識も養うことができ
知らない言葉に出会っても、つくりから
意味を推測する理想的な学習習慣の土台が
出来上がると思うのです。
学習相談に来る多くの迷子たち!?
毎日のように、生徒たちは
じゅくちょーに相談に来てくれます。
しかし、その多くが「迷子」となっています。
目標達成のために必要なことを
具体的に考えればいいだけなのですが、
目的や目標ももたない
「作業として何をすればいいですか?」
的な相談がとても多いのです。
おそらく、目の前の課題を
何の目的意識もなく「終わらせること」
が習慣化してしまっているのでしょう。
だからこそ、
「何をできるようにするために、
具体的にどのようなことをすればいいか」
という逆算思考ができないのです。
「これをやっておけば大丈夫」
こんなコスパやタイパのいい学習方法は
存在しませんし詐欺です。
生徒たちそれぞれに、
課題や弱点はもちろん
強みや得意は千差万別です。
その組み合わせによって、
好ましい学習の仕方は異なってきます。
同じ450点目標であったとしても、
その生徒の状況や学習スタイル、
考え方や思考習慣によって
実践すべき学習方法は異なります。
試行錯誤しようとすることや
考えることなくして
自分を高く伸ばそうとするのは
無理ゲーなのです。
生徒たちを取り巻く社会環境は、
このことになかなか気づくことができないほど
お手軽こそ価値という時代なのかもしれませんね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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