大学受験について

「えっ、そうだったの!?」英語の “ever” 攻略法!?

じゅくちょー

英語を勉強していると、

“ever” という言葉によく出会いますよね。

でも、この小さな単語、実は奥が深いんです!

実は、中学英文法でも正解として習う

“How many times have you ever ~?”

“ever” は誤用と知っていたでしょうか?

今日は、“ever” の使い方をスッキリ理解して、

英語力を一段階上に駆け上がっていきましょう。

今日は、そんなお話です。

大学入学共通テストまで、あと202日!!

徳島県公立高校入試まで、あと227日!!

基礎学平均点情報ページは、コチラ

“ever” の前に、まずは “any” を知ろう!?

英語学習者なら、

誰もが一度は悩む “ever” の使い方。

実はこの単語、“any” の時間版だと考えると

非常に分かりやすくなります。

「えっ、どういうこと?」

と感じるかもしれませんね。

具体的に以下の例文で見てみることにしましょう。

まずは、“any” の意味をしっかり理解する必要があります。

“any” は、日本語では「どんな」「何か」という意味の言葉です。

日本の中学では、“some” の疑問文・否定文版と現在でも指導する方も

おられるようですが、実際にはかなり違うイメージです。

例えば、

肯定文:「何を選んでもいいから、どんなものでも」

“What any kind of music do you like? “
(どんな音楽が好きですか?)

“You can take any book you want. “
(好きな本を持って行っていいよ。)

疑問文:「何を選んでもいいから、何かありますか」
(1つでもあればYes)

“Do you have any questions? “
(質問はありますか?)

“Is there any food you like? “
(好きな食べ物はありますか?)

否定文:「何を選んでもだめだから、そんなものは全くない・1つもない」

“I don’t have any money. “
(お金がありません。)

“I haven’t seen any of my friends today. “
(今日は友達に会っていません。)

if節:「何を選んでもいいから、何かあるならば」

“If you see any of my friends, please tell them I’m coming. “
(友達に会ったら、私が行くことを伝えてください。)

“If you have any problems, let me know.”
(何か問題があれば教えてね)

このように、「any」は様々な文法構造で使われ、

その意味も微妙に変化します。

“everの使い方、場面別に大解剖!!?

さて、“ever”“any” の時間版だと

お伝えしましたが、どういうことでしょうか?

実は、“ever”“any time” の短縮形なんです。

“any time”「どんな時でも」という意味なので、

“ever” の本来の意味も「どんな時でも」となるのです。

例えば、

肯定文「どんな時を選んでもいいから、いつの時でも」

“You can call me ever.”
(いつでも電話してね。)

“She is ever kind to me.”
(彼女はいつも私に優しい。)

疑問文:「どんな時を選んでもいいから、いつか(1度でも)ありますか」

“Have you ever been to Japan?”
(日本に行ったことはありますか?)

“Does it ever rain in this town?”
(この町は雨は降りますか?)

否定文:「どんな時を選んでもだめだから、そんな時は全くない・1度もない」

“I have never seen a ghost.”
(幽霊を見たことがありません。)

“He never listens to me.”
(彼は私の言うことを決して聞いてくれない。)

if節::「どんな時を選んでもいいから、そんな時があるならば」

“If you ever need help, just ask.”
(もし助けが必要になったら、遠慮なく言ってね。)

“If you ever visit Japan, you must try sushi.”
(もし日本に行くことがあれば、寿司を試してみてください)

このように、“ever”“any” と同じように

様々な文法構造で使われ、その意味も微妙に変化します。

“ever” の誤解とは!?

と、これまでの説明からお分かりのように

“ever”「今までに」と覚えていると、

以下のような間違いが起こってしまいます。

NG:“How many times have you ever visited China?”

OK:“How many times have you visited China?”

“How many times”「何回」という回数を尋ねるため、

“ever” の本来の意味である

「どんな時を選んでもいいから、いつか(1度でも)ありますか」

という意味を持つ “ever” とは相性が悪いのです。

代わりに、副詞の “before” を使います。

OK: “How many times have you visited China before?”
(今までに中国を何回訪れましたか?)

他にも、“ever” は文が意味を通じるところで使うと、

「どんな時を選んでも」というニュアンスから

「いつも」「普段」というのにプラスして

「一度でも」一度だって」「一度たりともと強調する意味

を文章に付け加えることができます。

例えば:

<現在形>

”Do you ever drive?”
(日頃[一度でも]、車を運転することはあるの?)

”Did you ever talk to her then?”
(その時に[少しでも]彼女と話した?)

<現在完了形>

”Have you ever been to Germany?”
(ドイツに[一度だって]行ったことがありますか?) 

”Has he ever studied at all?”
(彼はまったく[一度でも]勉強をしたことがあるの?) 

<未来形>

“Will you ever marry him?”
(彼とは[今まで一度でも]結婚する気があるの?)

“Are you ever going to help me?”
[今まで一度だって]手伝う気はあるの?) 

<疑問詞を伴うパターン>

“How could you ever do that to me?”
[よくもまぁ]そんなことが私にできるね?)

“Where ever have you been?”
([一体全体]どこに行っていたの?)

このように、“ever” の使い方は

中学時代のそれとは大きく異なってきます。

高校の長文内やリスニングにある “ever” は、

かなり様々なバリエーションで登場します。

使い方を理解することで、英語の文がもっと自然に

感じられるようになるかもしれませんよ!

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!

LINE公式

じゅくちょーの共著としての書籍第二弾、

『11人の敏腕塾長がこっそり教える 地方名門国公立大学 合格バイブル親子で読むと勉強にすぐ結果が出る!〜』

が発刊されました!

徳島という地方の受験生たちが、情報弱者として受験に対して後手に回らないためのお役立ち本間違いなし!

ぜひ、お近くの書店やAmazonにてご購入し、お手にとってお読みいただければ幸いです!(2022.8.20時点:勉強法のカテゴリーで現在17位!)

そして、第一弾となるKADOKAWAから出版された、

『自学力の育て方』も絶賛発売中です!